第36章 コンテナーログの集計
36.1. 概要
OpenShift Container Platform のクラスター管理者として、EFK スタックをデプロイして各種の OpenShift Container Platform サービスのログを集計できます。アプリケーション開発者は、表示アクセス権を持つプロジェクトのログを表示することができます。EFK スタックは、複数のコンテナーまたは削除された Pod からのものであっても、ホストとアプリケーションからログを集計します。
EFK スタックは ELK スタック の変更バージョンであり、以下で設定されています。
- Elasticsearch (ES): すべてのログが格納されるオブジェクトストア。
- Fluentd: ノードからログを収集し、そのログを Elasticsearch に送ります。
- Kibana: Elasticsearch の Web UI。
クラスターにデプロイされると、スタックはすべてのノードおよびプロジェクトのログを Elasticsearch に集計し、ログを表示するために Kibana UI を提供します。クラスター管理者はすべてのログを表示できますが、アプリケーション開発者は表示権限を持つプロジェクトのログのみを表示できます。スタックのコンポーネントは安全な通信を実行します。
Docker コンテナーログの管理 では、コンテナーログを管理し、ノードディスクが満杯になることを阻止するための json-file
ロギングドライバーオプションの使用について説明しています。