第7章 非接続インストール
データセンターの一部が、プロキシーサーバー経由でもインターネットにアクセスできないことがよくあります。このような環境でも OpenShift Container Platform をインストールできますが、必要なソフトウェアおよびイメージをダウンロードし、これらを非接続環境で利用できる状態にする必要があります。
インストールコンポーネントがノードホストで利用可能な状態で、標準的なインストール手順に従って OpenShift Container Platform をインストールします。
OpenShift Container Platform をインストールしたら、プルした S2I ビルダーイメージをクラスターで利用可能にする必要があります。
7.1. 前提条件
- OpenShift Container Platform のアーキテクチャーの概要 を確認し、環境トポロジーについて計画します。
- root アクセスが可能な、インターネットにアクセスでき、110 GB 以上のディスク領域を持つ Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7 サーバーを取得します。このコンピューターに必要なソフトウェアリポジトリーおよびコンテナーイメージをダウンロードします。
- ミラーリングされたリポジトリーを提供するために Web サーバーを非接続環境で維持できるように計画します。インターネットに接続されたホストからこの Web サーバーに対して、ネットワーク経由か、または非接続デプロイメントで物理メディアを使用してリポジトリーをコピーします。
ソースコントロールリポジトリーを指定します。インストール後に、ノードは Git などのソースコードリポジトリーのソースコードにアクセスする必要があります。
OpenShift Container Platform でアプリケーションをビルドする場合、ビルドに Maven リポジトリーや Ruby アプリケーション用の Gem ファイルなどの外部の依存関係が含まれる可能性があります。
非接続環境内にレジストリーを指定します。オプションには以下が含まれます。
- スタンドアロン OpenShift Container Platform レジストリー のインストール
- コンテナーイメージレジストリーとして動作する Red Hat Satellite 6.1 サーバーの使用