39.7. ローカルネットワークのデバッグ
ここで通信できないものの、ノード間通信が設定された 1 つ以上のエンドポイントの一覧が表示されます。それぞれのエンドポイントについて問題点を特定する必要がありますが、まずは SDN が複数の異なる Pod についてノードでネットワークをどのように設定しているかについて理解する必要があります。
39.7.1. ノードのインターフェイス
以下は OpenShift SDN が作成するインターフェイスです。
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br0
: コンテナーが割り当てられる OVS ブリッジデバイスです。OpenShift SDN は、このブリッジにサブネット以外のフロールールも設定します。 -
tun0
: OVS 内部ポート (br0
のポート 2) です。これにはクラスターサブネットゲートウェイアドレスが割り当てられ、外部ネットワークアクセスに使用されます。OpenShift SDN はクラスターサブネットから NAT 経由で外部ネットワークにアクセスできるようにnetfilter
およびルートルールを設定します。 -
vxlan_sys_4789
: OVS VXLAN デバイス (br0
のポート 1) です。これはリモートノードのコンテナーへのアクセスを提供します。OVS ルールではvxlan0
として参照されます。 -
vethX
(メイン netns 内): Docker netns におけるeth0
の Linux 仮想イーサネットのピアです。これは他のポートのいずれかの OVS ブリッジに割り当てられます。