第13章 認証およびユーザーエージェントの設定
13.1. 概要
OpenShift Container Platform マスター には、ビルトイン OAuth サーバー が含まれます。開発者と管理者は、API に対する認証を実行するために OAuth アクセストークン を取得します。
管理者は マスター設定ファイル を使用して OAuth を アイデンティティープロバイダー を指定するように設定できます。アイデンティティープロバイダーは、クラスターインストール の実行中に設定するのが最適ですが、インストール後に設定することもできます。
/
、:
、および %
を含む OpenShift Container Platform ユーザー名はサポートされません。
Deny All アイデンティティープロバイダーがデフォルトで使用されます。このアイデンティティープロバイダーは、すべてのユーザー名とパスワードのアクセスを拒否します。アクセスを許可するには、別のアイデンティティープロバイダーを選択し、マスター設定ファイル (デフォルトでは、/etc/origin/master/master-config.yamlにあります) を適宜設定する必要があります。
設定ファイルなしでマスターを実行する場合は、Allow All アイデンティティープロバイダーがデフォルトで使用され、空でないユーザー名とパスワードによるログインをすべて許可します。これはテストを行う場合に便利です。その他のアイデンティティープロバイダーを使用するか、token、grant または session セッションを変更する場合は、設定ファイルからマスターを実行する必要があります。
外部ユーザーのセットアップを管理するための ロール が割り当てられている必要があります。
アイデンティティープロバイダーに変更を加えたら、変更を有効にするためにマスターサービスを再起動する必要があります。
# master-restart api # master-restart controllers