28.2.2. 永続ボリュームの作成
PV オブジェクトを OpenShift Container Platform で作成する前に、永続ボリューム (PV) ファイルを以下のように定義します。
例28.1 NFS を使用した永続ボリュームオブジェクトの定義
apiVersion: v1 kind: PersistentVolume metadata: name: nfs-pv 1 spec: capacity: storage: 1Gi 2 accessModes: - ReadWriteMany 3 persistentVolumeReclaimPolicy: Retain 4 nfs: 5 path: /opt/nfs 6 server: nfs.f22 7 readOnly: false
- 1
- PV の名前。 Pod 定義で参照されたり、各種の
oc
ボリュームコマンドで表示されたりします。 - 2
- このボリュームに割り当てられるストレージの量。
- 3
accessModes
は、PV と PVC を一致させるためのラベルとして使用します。現時点で、これらはいずれの形態のアクセス制御も定義しません。- 4
- ボリューム回収ポリシー
Retain
は、ボリュームにアクセスする Pod が終了した後にもボリュームが維持されることを示します。 - 5
- 使用するボリュームタイプを定義します。 この例では NFS プラグインを定義しています。
- 6
- NFS マウントパスです。
- 7
- NFS サーバーです。IP アドレスで指定することもできます。
PV の定義を nfs-pv.yaml などのファイルに保存し、以下のように永続ボリュームを作成します。
# oc create -f nfs-pv.yaml persistentvolume "nfs-pv" created
永続ボリュームが作成されたことを確認します。
# oc get pv NAME LABELS CAPACITY ACCESSMODES STATUS CLAIM REASON AGE nfs-pv <none> 1Gi RWX Available 37s