21.3. イメージのガベージコレクション
イメージのガべージコレクションでは、ノードの cAdvisor によって報告されるディスク使用量に基づいて、ノードから削除するイメージを決定します。この場合、以下の設定が考慮に入れられます。
設定 | 説明 |
---|---|
| イメージのガべージコレクションをトリガーするディスク使用量のパーセント (整数で表される) です。 |
| イメージのガべージコレクションが解放しようとするディスク使用量のパーセント (整数で表される) です。 |
イメージのガベージコレクションを有効にするには、適切な ノード設定マップ の kubeletArguments
セクションで、これらの設定の値を指定します。このセクションがまだ存在しない場合は追加します。
イメージのガベージコレクションは、これらのパラメーターがノード設定マップに存在しない場合にデフォルト値を使用して実行されます。
イメージのガベージコレクション設定
kubeletArguments: image-gc-high-threshold: - "85" image-gc-low-threshold: - "80"
21.3.1. 削除するイメージの検出
以下の 2 つのイメージ一覧がそれぞれのガベージコレクターの実行で取得されます。
- 1 つ以上の Pod で現在実行されているイメージの一覧
- ホストで利用可能なイメージの一覧
新規コンテナーの実行時に新規のイメージが表示されます。すべてのイメージにはタイムスタンプのマークが付けられます。イメージが実行中 (上記の最初の一覧) か、または新規に検出されている (上記の 2 番目の一覧) 場合、これには現在の時間のマークが付けられます。残りのイメージには以前のタイムスタンプのマークがすでに付けられています。すべてのイメージはタイムスタンプで並び替えられます。
コレクションが開始されると、停止条件を満たすまでイメージが最も古いものから順番に削除されます。