28.3.4. 永続ボリュームの作成
次に、OpenShift Container Platform で PV オブジェクトを作成する前に、永続ボリュームファイルを定義します。
例28.6 Ceph RBD を使用した永続ボリュームオブジェクトの定義
apiVersion: v1 kind: PersistentVolume metadata: name: ceph-pv 1 spec: capacity: storage: 2Gi 2 accessModes: - ReadWriteOnce 3 rbd: 4 monitors: 5 - 192.168.122.133:6789 pool: rbd image: ceph-image user: admin secretRef: name: ceph-secret 6 fsType: ext4 7 readOnly: false persistentVolumeReclaimPolicy: Retain
- 1
- PV の名前。 Pod 定義で参照されたり、各種の
oc
ボリュームコマンドで表示されたりします。 - 2
- このボリュームに割り当てられるストレージの量。
- 3
accessModes
は、PV と PVC を一致させるためのラベルとして使用します。現時点で、これらはいずれの形態のアクセス制御も定義しません。ブロックストレージはすべて、単一ユーザーに対して定義されます (非共有ストレージ)。- 4
- 使用するボリュームタイプを定義します。この例では rbd プラグインを定義しています。
- 5
- Ceph モニターの IP アドレスとポートの配列です。
- 6
- 先に定義した Ceph のシークレットです。OpenShift Container Platform から Ceph サーバーへのセキュアな接続を作成するのに使用します。
- 7
- Ceph RBD ブロックデバイスにマウントされるファイルシステムタイプです。
PV の定義を ceph-pv.yaml などのファイルに保存し、永続ボリュームを作成します。
# oc create -f ceph-pv.yaml persistentvolume "ceph-pv" created
永続ボリュームが作成されたことを確認します。
# oc get pv NAME LABELS CAPACITY ACCESSMODES STATUS CLAIM REASON AGE ceph-pv <none> 2147483648 RWO Available 2s