4.6. 受付コントローラー
4.6.1. 概要
受付制御プラグインはリソースの永続化の前にマスター API への要求をインターセプトしますが、要求の認証および認可後にこれを実行します。
クラスターに要求が受け入れられる前に、受付制御プラグインがそれぞれ、順番に実行されます。この順番に実行されているプラグインのいずれかが要求を拒否すると、要求全体がただちに拒否され、エンドユーザーにエラーが返されます。
受付制御プラグインは、システムで設定されたデフォルトを適用するために受信オブジェクトを変更する場合があります。さらに、受付制御プラグインはクォータ使用の増分などを実行する要求処理の一環として関連するリソースを変更する場合もあります。
OpenShift Container Platform マスターには、それぞれのタイプのリソース (Kubernetes および OpenShift Container Platform) についてデフォルトで有効にされているプラグインのデフォルトの一覧が含まれます。それらはマスターが適切に機能するために必要です。これらの一覧を変更することは、実際の変更内容を把握している場合でない限りは推奨されません。本製品の今後のバージョンでは異なるセットのプラグインを使用し、それらの順序を変更する可能性があります。マスター設定ファイルでプラグインのデフォルトの一覧を上書きする場合、新規バージョンの OpenShift Container Platform マスターの要件を反映できるように一覧を更新する必要があります。