16.6.6. 優先順位およびプリエンプションの無効化
Pod の優先順位およびプリエンプション機能を無効にできます。
この機能が無効にされた後に、既存 Pod はそれらの優先順位フィールドを維持しますが、プリエンプションは無効にされ、優先順位フィールドは無視されます。この機能が無効にされると、新規 Pod に優先順位クラス名を設定できません。
クラスターがリソース不足の状態にある場合、Critical Pod のスケジューリングにはスケジューラーのプリエンプションが使用されます。このため、プリエンプションを無効にしないことが推奨されています。DaemonSet Pod は DaemonSet コントローラーによってスケジュールされるため、プリエンプションを無効にしても影響を受けません。
クラスターのプリエンプションを無効にするには、以下を実行します。
schedulerArgs
セクションのdisablePreemption
パラメーターをfalse
に設定するようにmaster-config.yaml
を変更します。disablePreemption=false
変更を有効にするために OpenShift Container Platform マスターサービスおよびスケジューラーを再起動します。
# master-restart api # master-restart scheduler