2.3.4.6. テナント駆動型のストレージのスナップショット (テクノロジープレビュー)
この機能は現在 テクノロジープレビュー として提供されており、実稼働環境のワークロードには適していません。
テナントは、アプリケーションデータのスナップショットを作成するために割り当てられる、永続ボリューム (PV) をサポートする基礎のストレージ技術を活用できるようになりました。またテナントは、以前のアプリケーションから現在のアプリケーションに指定のスナップショットを復元できるようになりました。
外部プロビジョナーは、EBS、GCE pDisk および hostPath にアクセスするために使用されます。このテクノロジープレビュー機能では、EBS および hostPath についてテスト済みです。テナントは Pod を手動で停止して、起動する必要があります。
外部プロビジョナーを使用して EBS および hostPath にアクセスするには、以下を実行します。
- 管理者はクラスターの外部プロビジョナーを実行します。それらは Red Hat Container Catalog のイメージになります。
- テナントは PVC を作成して、サポートされるストレージソリューションのいずれかの PV を所有します。
管理者は、以下を設定して、クラスターに新しい
StorageClass
を作成する必要があります。kind: StorageClass apiVersion: storage.k8s.io/v1 metadata: name: snapshot-promoter provisioner: volumesnapshot.external-storage.k8s.io/snapshot-promoter
テナントは
gce-pvc
という名前の PVC のスナップショットを作成し、作成されるスナップショットの名前はsnapshot-demo
などになります。$ oc create -f snapshot.yaml apiVersion: volumesnapshot.external-storage.k8s.io/v1 kind: VolumeSnapshot metadata: name: snapshot-demo namespace: myns spec: persistentVolumeClaimName: gce-pvc
これで、以下のように Pod はそのスナップショットに復元されます。
$ oc create -f restore.yaml apiVersion: v1 kind: PersistentVolumeClaim metadata: name: snapshot-pv-provisioning-demo annotations: snapshot.alpha.kubernetes.io/snapshot: snapshot-demo spec: storageClassName: snapshot-promoter