付録A フェンスデバイスパラメーター
本付録は、フェンスデバイスのパラメーターに関する詳細を表にまとめたものです。パラメーターの設定は、luci の使用、
ccs
コマンドの使用、又は etc/cluster/cluster.conf
ファイルの編集により行うことができます。各フェンスエージェントのフェンスデバイスパラメーターの完全な一覧と詳細については、各エージェントの man ページを参照してください。
注記
フェンスデバイスの
パラメーターは、Red Hat High Availability アドオンで使用されるデバイス用の任意の名前を指定します。これはデバイス用の DNS 名と同じではありません。
注記
一部のフェンスデバイスにはオプションの
パラメーターがあります。 パラメーターを使用すると、フェンスデバイスのパスワードが パラメーターからではなく、スクリプトから提供されるように指定できます。 パラメーターは、 パラメーターを上書きすることでクラスター設定ファイル (/etc/cluster/cluster.conf
) 内のパスワードが可視化しないようにします。
表A.1「フェンスデバイスのサマリ」 には、フェンスデバイス、それらに関連するフェンスデバイスエージェント、フェンスデバイスのパラメーターについて文書化した表の参照が一覧表示されています。
フェンスデバイス | フェンスエージェント | パラメーターの詳細についての参照 |
---|---|---|
APC Power Switch (telnet/SSH) | fence_apc | 表A.2「APC Power Switch (telnet/SSH)」 |
APC Power Switch over SNMP | fence_apc_snmp | 表A.3「APC Power Switch over SNMP」 |
Brocade Fabrid Switch | fence_brocade | 表A.4「Brocade Fabric Switch」 |
Cisco MDS | fence_cisco_mds | 表A.5「Cisco MDS」 |
Cisco UCS | fence_cisco_ucs | 表A.6「Cisco UCS」 |
Dell DRAC 5 | fence_drac5 | 表A.7「Dell DRAC 5」 |
Eaton Network Power Switch (SNMP Interface) | fence_eaton_snmp | 表A.8「Eaton Network Power Controller (SNMP Interface) (Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降)」 |
Egenera SAN Controller | fence_egenera | 表A.9「Egenera SAN Controller」 |
ePowerSwitch | fence_eps | 表A.10「ePowerSwitch」 |
Fence virt | fence_virt | 表A.11「Fence virt」 |
Fujitsu Siemens Remoteview Service Board (RSB) | fence_rsb | 表A.12「Fujitsu Siemens Remoteview Service Board (RSB)」 |
HP BladeSystem | fence_hpblade | 表A.13「HP BladeSystem (Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降)」 |
HP iLO (Integrated Lights Out)、HP iLO2 | fence_ilo、fence_ilo2 | 表A.14「HP iLO (Integrated Lights Out) および HP iLO2」 |
HP iLO (Integrated Lights Out) MP | fence_ilo_mp | 表A.15「HP iLO (Integrated Lights Out) MP」 |
IBM BladeCenter | fence_bladecenter | 表A.16「IBM BladeCenter」 |
IBM BladeCenter SNMP | fence_ibmblade | 表A.17「IBM BladeCenter SNMP」 |
IBM iPDU | fence_ipdu | 表A.18「IBM iPDU (Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降)」 |
IF MIB | fence_ifmib | 表A.19「IF MIB」 |
Intel Modular | fence_intelmodular | 表A.20「Intel Modular」 |
IPMI (Intelligent Platform Management Interface) LAN、IBM Integrated Management Module、Dell iDRAC、HPiLO3、HPiLO4. | fence_ipmilan、fence_imm、fence_idrac、fence_ilo3、fence_ilo4 | 表A.21「IPMI (Intelligent Platform Management Interface) LAN、Dell iDrac、IBM Integrated Management Module、HPiLO3、HPiLO4」 |
RHEV-M REST API | fence_rhevm | 表A.22「RHEV-M REST API (RHEL 6.2 以降及び RHEV 3.0 以降)」 |
SCSI Fencing | fence_scsi | 表A.23「SCSI 保存フェンシング」 |
VMware Fencing (SOAP Interface) | fence_vmware_soap | 表A.24「VMware フェンシング (SOAP インターフェース) (Red Hat Enterprise Linux 6.2 以降)」 |
WTI Power Switch | fence_wti | 表A.25「WTI Power Switch」 |
表A.2「APC Power Switch (telnet/SSH)」 には、telnet/SSH による APC のフェンスエージェントである
fence_apc
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | フェンスデーモンが telnet/ssh 経由でログインするクラスターに接続されている APC デバイスの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
IP Port (optional) | ipport | デバイスへの接続に使用する TCP ポート |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
Port | port | TCP ポート |
Switch (optional) | switch | 複数のデイジーチェーンで接続されたスイッチを使用する時に、ノードに接続する APC スイッチのスイッチ番号 |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
Use SSH | secure | システムが SSH を使用してデバイスにアクセスすることを示します。SSH の使用時には、パスワード、パスワードスクリプト、ID ファイルのいずれかを指定する必要があります。 |
Path to SSH Identity File | identity_file | SSH の識別ファイル |
表A.3「APC Power Switch over SNMP」 には、SNMP プロトコルを介して SNP デバイスにログインする API のフェンスエージェントである
fence_apc_snmp
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | フェンスデーモンが SNMP プロトコルを介してログインするクラスターに接続されている APC デバイスの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
UDP/TCP port | udpport | デバイスへの接続に使用する UDP/TCP ポート。デフォルト値は 161 です。 |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
SNMP Version | snmp_version | 使用する SNMP バージョン (1、2c、3)。デフォルト値は 1 です。 |
SNMP Community | community | SNMP コミュニティストリング。デフォルト値は private です。 |
SNMP Security Level | snmp_sec_level | SNMP セキュリティレベル (noAuthNoPriv、authNoPriv、authPriv) |
SNMP Authentication Protocol | snmp_auth_prot | SNMP 認証プロトコル (MD5、SHA) |
SNMP Privacy Protocol | snmp_priv_prot | SNMP プライバシープロトコル (DES、AES) |
SNMP Privacy Protocol Password | snmp_priv_passwd | SNMP プライバシープロトコルパスワード |
SNMP Privacy Protocol Script | snmp_priv_passwd_script | SNMP プライバシープロトコル用のパスワードを提供するスクリプト。これを使用すると、 | のパラメーターを上書きします。
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
Port (Outlet) Number | port | TCP ポート |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
表A.4「Brocade Fabric Switch」 には、Brocade FC スイッチのフェンスエージェントである
fence_brocade
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | クラスターに接続された Brocade デバイスの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
Port | port | スイッチアウトレット番号 |
Unfencing | unfence section of the cluster configuration file | これを有効にすると、フェンス済みのノードは再起動されるまでは再度有効になりません。これは、パワーフェンス以外のメソッド (つまり、SAN/ストレージフェンシング) に必要となります。アンフェンシングを必要とするデバイスを設定する際には、最初にクラスターを停止し、デバイスおよびアンフェンシングを含むすべての設定をクラスターが開始される前に追加する必要があります。ノードのアンフェンシングに関する詳細は、fence_node (8) の man ページを参照してください。クラスター設定ファイルでのアンフェンシング設定に関する詳細情報は、「フェンシングの設定」 を参照してください。ccs コマンドによるアンフェンシング設定についての情報は、「単一のストレージベースのフェンスデバイスによるノードの設定」 を参照してください。 |
表A.5「Cisco MDS」 には、Cisco MDS のフェンスエージェントである
fence_cisco_mds
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | SNMP が有効になっている Cisco MDS 9000 シリーズデバイスの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
UDP/TCP port (optional) | udpport | デバイスへの接続に使用する UDP/TCP ポート。デフォルト値は 161 です。 |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
SNMP Version | snmp_version | 使用する SNMP バージョン (1、2c、3) |
SNMP Community | community | SNMP コミュニティストリング |
SNMP Security Level | snmp_sec_level | SNMP セキュリティレベル (noAuthNoPriv、authNoPriv、authPriv) |
SNMP Authentication Protocol | snmp_auth_prot | SNMP 認証プロトコル (MD5、SHA) |
SNMP Privacy Protocol | snmp_priv_prot | SNMP プライバシープロトコル (DES、AES) |
SNMP Privacy Protocol Password | snmp_priv_passwd | SNMP プライバシープロトコルパスワード |
SNMP Privacy Protocol Script | snmp_priv_passwd_script | SNMP プライバシープロトコル用のパスワードを提供するスクリプト。これを使用すると、 | のパラメーターを上書きします。
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
Port (Outlet) Number | port | TCP ポート |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
表A.6「Cisco UCS」 には、Cisco UCS のフェンスエージェントである
fence_cisco_ucs
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | Cisco UCS デバイス用の名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
IP port (optional) | ipport | デバイスへの接続に使用する TCP ポート |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
Use SSL | ssl | デバイスとの通信に SSL 接続を使用する |
Sub-Organization | suborg | サブ組織へのアクセスに必要な追加のパス |
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
Port (Outlet) Number | port | 仮想マシンの名前 |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
表A.7「Dell DRAC 5」 には、Dell DRAC 5 のフェンスエージェントである
fence_drac5
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | DRAC に割り当てられた名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | DRAC に割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
IP Port (optional) | ipport | デバイスへの接続に使用する TCP ポート |
Login | login | DRAC へのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | DRAC への接続を認証するために使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
Use SSH | secure | システムが SSH を使用してデバイスにアクセスすることを示します。SSH の使用時には、パスワード、パスワードスクリプト、ID ファイルのいずれかを指定する必要があります。 |
Path to SSH Identity File | identity_file | SSH の識別ファイル |
Module Name | module_name | 複数の DRAC モジュールを使用する時の DRAC のモジュール名 (オプション) |
Force Command Prompt | cmd_prompt | 使用するコマンドプロンプト。デフォルト値は ’\$’ です。 |
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Delay (seconds) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
表A.8「Eaton Network Power Controller (SNMP Interface) (Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降)」 は、Eaton over SNMP ネットワークパワースイッチ向けのフェンスエージェント
fence_eaton_snmp
が使用するフェンスデバイスパラメーターを記載しています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | クラスターに接続された Eaton ネットワークパワースイッチの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
UDP/TCP Port (optional) | udpport | デバイスへの接続に使用する UDP/TCP ポート。デフォルト値は 161 です。 |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
SNMP Version | snmp_version | 使用する SNMP バージョン (1、2c、3)。デフォルト値は 1 です。 |
SNMP Community | community | SNMP コミュニティストリング。デフォルト値は private です。 |
SNMP Security Level | snmp_sec_level | SNMP セキュリティレベル (noAuthNoPriv、authNoPriv、authPriv) |
SNMP Authentication Protocol | snmp_auth_prot | SNMP 認証プロトコル (MD5、SHA) |
SNMP Privacy Protocol | snmp_priv_prot | SNMP プライバシープロトコル (DES、AES) |
SNMP Privacy Protocol Password | snmp_priv_passwd | SNMP プライバシープロトコルパスワード |
SNMP Privacy Protocol Script | snmp_priv_passwd_script | SNMP プライバシープロトコル用のパスワードを提供するスクリプト。これを使用すると、 | のパラメーターを上書きします。
Power wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
Port (Outlet) Number | port | 仮想マシンの物理的なプラグ番号または名前。このパラメーターは常に必須となっています。 |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
表A.9「Egenera SAN Controller」 には、Egenera BladeFrame のフェンスエージェントである
fence_egenera
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | クラスターに接続されている Egenera BladeFrame デバイスの名前 |
CServer | cserver | デバイスに割り当てられているホスト名 (及び、オプションとして username@hostname 形式のユーザー名)。 詳細情報は、fence_egenera(8) の man ページを参照してください。 |
ESH Path (optional) | esh | cserver 上の esh コマンドへのパス (デフォルトは /opt/panmgr/bin/esh です)。 |
Username | user | ログイン名。デフォルト値は root です。 |
lpan | lpan | デバイスの論理プロセスエリアネットワーク (LPAN) |
pserver | pserver | デバイスのプロセッシングブレード (pserver) の名前 |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
Unfencing | unfence section of the cluster configuration file | これを有効にすると、フェンス済みのノードは再起動されるまでは再度有効になりません。これは、パワーフェンス以外のメソッド (つまり、SAN/ストレージフェンシング) に必要となります。アンフェンシングを必要とするデバイスを設定する際には、最初にクラスターを停止し、デバイスおよびアンフェンシングを含むすべての設定をクラスターが開始される前に追加する必要があります。ノードのアンフェンシングに関する詳細は、fence_node (8) の man ページを参照してください。クラスター設定ファイルでのアンフェンシング設定に関する詳細情報は、「フェンシングの設定」 を参照してください。ccs コマンドによるアンフェンシング設定についての情報は、「単一のストレージベースのフェンスデバイスによるノードの設定」 を参照してください。 |
表A.10「ePowerSwitch」 には、ePowerSwitch のフェンスエージェントである
fence_eps
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | クラスターに接続されている ePowerSwitch デバイスの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
Name of Hidden Page | hidden_page | デバイス用の非表示ページの名前 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
Port (Outlet) Number | port | 仮想マシンの物理的なプラグ番号又は名前 |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
表A.11「Fence virt」 には、Fence virt フェンスデバイスのフェンスエージェントである
fence_virt
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | Fence virt フェンスデバイスの名前 |
Serial Device | serial_device | ホスト上では、シリアルデバイスは各ドメインの設定ファイル内にマップされる必要があります。詳細情報は、fence_virt.conf の man ページをご覧ください。このフィールドを指定した場合は、fence_virt フェンシングエージェントがシリアルモードで実行するようになります。値を指定しないと、fence_virt フェンシングエージェントが VM チャンネルモードで実行するようになります。 |
Serial Parameters | serial_params | シリアルパラメーター。デフォルトは 115200, 8N1 です。 |
VM Channel IP Address | channel_address | チャンネル IP。デフォルト値は 10.0.2.179 です。 |
Port or Domain (deprecated) | port | フェンスする仮想マシン (ドメイン UUID 又は名前) |
ipport | チャンネルポート。デフォルト値は 1229 で、luci でこのフェンスデバイスを設定する時に使用される値です。 |
表A.12「Fujitsu Siemens Remoteview Service Board (RSB)」 には、Fujitsu-Siemens RSB のフェンスエージェントである
fence_rsb
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | フェンスデバイスとして使用する RSB の名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられたホスト名 |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
TCP Port | ipport | telnet サービスがリッスンするポート番号。デフォルト値は 3172 です。 |
Force Command Prompt | cmd_prompt | 使用するコマンドプロンプト。デフォルト値は ’\$’ です。 |
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Delay (seconds) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
表A.13「HP BladeSystem (Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降)」 には、HP Bladesystem のフェンスエージェント
fence_hpblade
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが記載されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | クラスターに接続された HP Bladesystem デバイスに割り当てられた名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | HP BladeSystem デバイスに割り当てられた IP アドレスまたはホスト名 |
IP Port (optional) | ipport | デバイスへの接続に使用する TCP ポート |
Login | login | HP BladeSystem デバイスにアクセスする際に使用するログイン名。このパラメーターは必須です。 |
Password | passwd | フェンスデバイスへの接続認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
Force Command Prompt | cmd_prompt | 使用するコマンドプロンプト。デフォルト値は ’\$’ です。 |
Missing port returns OFF instead of failure | missing_as_off | ポートがない場合に、問題が発生する代わりに OFF を返します。 |
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
Use SSH | secure | システムが SSH を使用してデバイスにアクセスすることを示します。SSH の使用時には、パスワード、パスワードスクリプト、ID ファイルのいずれかを指定する必要があります。 |
Path to SSH Identity File | identity_file | SSH の識別ファイル |
HP iLO デバイス
fence_ilo
および HP iLO2 デバイス fence_ilo2
のフェンスエージェントは、同一実装を共有します。表A.14「HP iLO (Integrated Lights Out) および HP iLO2」 は、これらのエージェントが使用するフェンスデバイスパラメーターを一覧表示しています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | HP iLO サポートがあるサーバーの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
IP Port (optional) | ipport | デバイスへの接続に使用する TCP ポート |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Delay (seconds) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
表A.15「HP iLO (Integrated Lights Out) MP」 には、HP iLO MP デバイスのフェンスエージェントである
fence_ilo_mp
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | HP iLO サポートがあるサーバーの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
IP Port (optional) | ipport | デバイスへの接続に使用する TCP ポート |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
Use SSH | secure | システムが SSH を使用してデバイスにアクセスすることを示します。SSH の使用時には、パスワード、パスワードスクリプト、ID ファイルのいずれかを指定する必要があります。 |
Path to SSH Identity File | identity_file | SSH の識別ファイル |
Force Command Prompt | cmd_prompt | 使用するコマンドプロンプト。デフォルト値は ’MP>’, ’hpiLO->’ です。 |
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Delay (seconds) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
表A.16「IBM BladeCenter」 には、IBM BladeCenter のフェンスエージェントである
fence_bladecenter
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | クラスターに接続された IBM BladeCenter デバイスの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
IP port (optional) | ipport | デバイスへの接続に使用する TCP ポート |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
Use SSH | secure | システムが SSH を使用してデバイスにアクセスすることを示します。SSH の使用時には、パスワード、パスワードスクリプト、ID ファイルのいずれかを指定する必要があります。 |
Path to SSH Identity File | identity_file | SSH の識別ファイル |
表A.17「IBM BladeCenter SNMP」 には、SNMP による IBM BladeCenter のフェンスエージェントである
fence_ibmblade
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | クラスターに接続された IBM BladeCenter SNMP デバイスの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
UDP/TCP Port (optional) | udpport | デバイスへの接続に使用する UDP/TCP ポート。デフォルト値は 161 です。 |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
SNMP Version | snmp_version | 使用する SNMP バージョン (1、2c、3)。デフォルト値は 1 です。 |
SNMP Community | community | SNMP コミュニティストリング |
SNMP Security Level | snmp_sec_level | SNMP セキュリティレベル (noAuthNoPriv、authNoPriv、authPriv) |
SNMP Authentication Protocol | snmp_auth_prot | SNMP 認証プロトコル (MD5、SHA) |
SNMP Privacy Protocol | snmp_priv_prot | SNMP プライバシープロトコル (DES、AES) |
SNMP privacy protocol password | snmp_priv_passwd | SNMP プライバシープロトコルパスワード |
SNMP Privacy Protocol Script | snmp_priv_passwd_script | SNMP プライバシープロトコル用のパスワードを提供するスクリプト。これを使用すると、 | のパラメーターを上書きします。
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
Port (Outlet) Number | port | 仮想マシンの物理的なプラグ番号又は名前 |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
表A.18「IBM iPDU (Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降)」 には、iPDU over SNMP デバイスのフェンスエージェント
fence_ipdu
で使用されるフェンスデバイスパラメーターを記載しています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | フェンスデーモンが SNMP プロトコルを介してログインするクラスターに接続されている IBM iPDU デバイスの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
UDP/TCP Port | udpport | デバイスへの接続に使用する UDP/TCP ポート。デフォルト値は 161 です。 |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
SNMP Version | snmp_version | 使用する SNMP バージョン (1、2c、3)。デフォルト値は 1 です。 |
SNMP Community | community | SNMP コミュニティストリング。デフォルト値は private です。 |
SNMP Security Level | snmp_sec_level | SNMP セキュリティレベル (noAuthNoPriv、authNoPriv、authPriv) |
SNMP Authentication Protocol | snmp_auth_prot | SNMP 認証プロトコル (MD5、SHA) |
SNMP Privacy Protocol | snmp_priv_prot | SNMP プライバシープロトコル (DES、AES) |
SNMP Privacy Protocol Password | snmp_priv_passwd | SNMP プライバシープロトコルパスワード |
SNMP Privacy Protocol Script | snmp_priv_passwd_script | SNMP プライバシープロトコル用のパスワードを提供するスクリプト。これを使用すると、 | のパラメーターを上書きします。
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
Port (Outlet) Number | port | 仮想マシンの物理的なプラグ番号又は名前 |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
表A.19「IF MIB」 には、IF-MIB デバイスのフェンスエージェントである
fence_ifmib
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | クラスターに接続された IF MIB デバイスの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
UDP/TCP Port (optional) | udpport | デバイスへの接続に使用する UDP/TCP ポート。デフォルト値は 161 です。 |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
SNMP Version | snmp_version | 使用する SNMP バージョン (1、2c、3)。デフォルト値は 1 です。 |
SNMP Community | community | SNMP コミュニティストリング |
SNMP Security Level | snmp_sec_level | SNMP セキュリティレベル (noAuthNoPriv、authNoPriv、authPriv) |
SNMP Authentication Protocol | snmp_auth_prot | SNMP 認証プロトコル (MD5、SHA) |
SNMP Privacy Protocol | snmp_priv_prot | SNMP プライバシープロトコル (DES、AES) |
SNMP Privacy Protocol Password | snmp_priv_passwd | SNMP プライバシープロトコルパスワード |
SNMP Privacy Protocol Script | snmp_priv_passwd_script | SNMP プライバシープロトコル用のパスワードを提供するスクリプト。これを使用すると、 | のパラメーターを上書きします。
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
Port (Outlet) Number | port | 仮想マシンの物理的なプラグ番号又は名前 |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
表A.20「Intel Modular」 には、Intel Modular のフェンスエージェントである
fence_intelmodular
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | クラスターに接続された Intel Modular デバイスの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
UDP/TCP Port (optional) | udpport | デバイスへの接続に使用する UDP/TCP ポート。デフォルト値は 161 です。 |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
SNMP Version | snmp_version | 使用する SNMP バージョン (1、2c、3)。デフォルト値は 1 です。 |
SNMP Community | community | SNMP コミュニティストリング。デフォルト値は private です。 |
SNMP Security Level | snmp_sec_level | SNMP セキュリティレベル (noAuthNoPriv、authNoPriv、authPriv) |
SNMP Authentication Protocol | snmp_auth_prot | SNMP 認証プロトコル (MD5、SHA) |
SNMP Privacy Protocol | snmp_priv_prot | SNMP プライバシープロトコル (DES、AES) |
SNMP Privacy Protocol Password | snmp_priv_passwd | SNMP プライバシープロトコルパスワード |
SNMP Privacy Protocol Script | snmp_priv_passwd_script | SNMP プライバシープロトコル用のパスワードを提供するスクリプト。これを使用すると、 | のパラメーターを上書きします。
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
Port (Outlet) Number | port | 仮想マシンの物理的なプラグ番号又は名前 |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
IPMI over LAN (
fence_ipmilan
)、Dell iDRAC (fence_idrac
)、IBM Integrated Management Module (fence_imm
)、HP iLO3 デバイス fence_ilo3
、および HP iLO4 デバイス fence_ilo4
のフェンスエージェントは、同一実装を共有します。表A.21「IPMI (Intelligent Platform Management Interface) LAN、Dell iDrac、IBM Integrated Management Module、HPiLO3、HPiLO4」 は、これらのエージェントが使用するフェンスデバイスパラメーターを一覧表示しています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | クラスターに接続されるフェンスデバイスの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
Login | login | 所定のポートに対し power on/off コマンドを発行できるユーザーのログイン名 |
Password | passwd | ポートへの接続の認証に使用されるパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
Authentication Type | auth | 認証タイプ: none 、password または MD5 |
Use Lanplus | lanplus | True または 1 。空白の場合、値は False になります。ハードウェアが対応している場合、Lanplus を有効にして接続のセキュリティを高めることが推奨されます。 |
Ciphersuite to use | cipher | IPMIv2 lanplus 接続用に使用するリモートサーバー認証、整合性、及び暗号化アルゴリズム |
Privilege level | privlvl | デバイスの権限レベル |
IPMI Operation Timeout | timeout | IPMI オペレーションのタイムアウト (秒単位) |
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
表A.22「RHEV-M REST API (RHEL 6.2 以降及び RHEV 3.0 以降)」 には、RHEV-M REST API のフェンスエージェントである
fence_rhevm
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | RHEV-M REST API フェンシングデバイス用の名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
IP Port (optional) | ipport | デバイスへの接続に使用する TCP ポート |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
Use SSL | ssl | デバイスとの通信に SSL 接続を使用する |
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
Port (Outlet) Number | port | 仮想マシンの物理的なプラグ番号又は名前 |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
表A.23「SCSI 保存フェンシング」 には、SCSI 永続予約のフェンスエージェントである
fence_scsi
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
注記
フェンスメソッドとして SCSI 永続予約の使用には、以下の制限が伴います。
- SCSI フェンシングの使用時は、クラスター内の全てのノードは同じデバイスに登録する必要があります。それにより、各ノードが登録されているすべてのデバイスから他のノードの登録キーを削除できます。
- クラスターボリュームに使用されるデバイスは、パーティションではなく、完全な LUN でなければなりません。SCSI 永続予約は LUN 全体で機能するため、アクセスは個別のパーティションではなく各 LUN に対し制御されることになります。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | SCSI フェンスデバイスの名前 |
Unfencing | unfence section of the cluster configuration file | これを有効にすると、フェンス済みのノードは再起動されるまでは再度有効になりません。これは、パワーフェンス以外のメソッド (つまり、SAN/ストレージフェンシング) に必要となります。アンフェンシングを必要とするデバイスを設定する際には、最初にクラスターを停止し、デバイスおよびアンフェンシングを含むすべての設定をクラスターが開始される前に追加する必要があります。ノードのアンフェンシングに関する詳細は、fence_node (8) の man ページを参照してください。クラスター設定ファイルでのアンフェンシング設定に関する詳細情報は、「フェンシングの設定」 を参照してください。ccs コマンドによるアンフェンシング設定についての情報は、「単一のストレージベースのフェンスデバイスによるノードの設定」 を参照してください。 |
Node name | nodename | このノード名を使って、現行オペレーションに使用するキー値を生成します。 |
Key for current action | key | (ノード名に優先) 現行オペレーションに使用するキー。このキーはノードに対して一意であること。"on" アクションに対しては、キーはローカルノードを登録するキー使用を指定します。"off" アクションに対しては、デバイスから削除されるキーを指定します。 |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
表A.24「VMware フェンシング (SOAP インターフェース) (Red Hat Enterprise Linux 6.2 以降)」 には、SOAP API による VMWare のフェンスエージェントである
fence_vmware_soap
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | 仮想マシンフェンシングデバイスの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP アドレス、又はホスト名 |
IP Port (optional) | ipport | デバイスへの接続に使用する TCP ポート |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
VM name | port | インベントリパス形式での仮想マシンの名前 (例えば /datacenter/vm/Discovered_virtual_machine/myMachine) |
VM UUID | uuid | フェンスする仮想マシンの UUID |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始まで待機する秒数。デフォルト値は 0 です。 |
Use SSL | ssl | デバイスとの通信に SSL 接続を使用する |
表A.25「WTI Power Switch」 には、WTI ネットワークパワースイッチのフェンスエージェントである
fence_wti
により使用されるフェンスデバイスパラメーターが一覧表示されています。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 説明 |
---|---|---|
Name | name | クラスターに接続されている WTI パワースイッチの名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てられた IP 又はホスト名のアドレス |
IP Port (optional) | ipport | デバイスへの接続に使用する TCP ポート |
Login | login | デバイスのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続の認証に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを提供するスクリプト。これを使用すると | パラメーターが上書きされます。
Force command prompt | cmd_prompt | 使用するコマンドプロンプト。デフォルト値は、 [’RSM>’, ’>MPC’, ’IPS>’, ’TPS>’, ’NBB>’, ’NPS>’, ’VMR>’] |
Power Wait (seconds) | power_wait | power off 又は power on コマンドを発行後に待機する秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | power off または power on コマンドを発行後にステータス変更をテストするまで待機する秒数。デフォルト値は 20 です。 |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 3 です。 |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機する秒数。デフォルト値は 5 です。 |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | power on 動作を再試行する回数。デフォルト値は 1 です。 |
Use SSH | secure | システムが SSH を使用してデバイスにアクセスすることを示します。SSH の使用時には、パスワード、パスワードスクリプト、ID ファイルのいずれかを指定する必要があります。 |
Path to SSH Identity File | identity_file | SSH の識別ファイル |
Port | port | 仮想マシンの物理的なプラグ番号又は名前 |