2.3. IP ポートの有効化
Red Hat High Availability アドオンを導入する前に、クラスターノード群及び luci (Conga ユーザーインターフェースサーバー) を実行するコンピューター群上で特定の IP ポートを有効にする必要があります。以下のセクションで、有効にすべき IP ポートを説明しています。
以下のセクションでは、Red Hat High Availability アドオンで必要な IP ポートを有効にする際の
iptables
ルールを提供しています。
2.3.1. クラスターノードでの IP ポートの有効化
クラスター内のノード間で通信できるように、特定の Red Hat High Availability アドオンコンポーネントに割り当てられた IP ポートを有効化する必要があります。表2.1「Red Hat High Availability アドオンノードで有効にする IP ポート」 では、IP ポート番号、該当するプロトコル、ポート番号が割り当てられたコンポーネントについて記載しています。各クラスターノードで、表2.1「Red Hat High Availability アドオンノードで有効にする IP ポート」 に従い IP ポートを有効化してください。
system-config-firewall
を使用して IP ポートを有効化できます。
IP ポート番号 | プロトコル | コンポーネント |
---|---|---|
5404, 5405 | UDP | corosync/cman (クラスターマネージャー) |
11111 | TCP | ricci (クラスターの更新情報を伝播) |
21064 | TCP | dlm (分散ロックマネージャー) |
16851 | TCP | modclusterd |