3.5.5. Quorum Disk の設定
注記
Quorum disk のパラメーター及びヒューリスティックは、サイトの環境や必要となる特別な要件によって異なります。quorum disk のパラメーターとヒューリスティックの使用について理解するには、qdisk(5) の man ページを参照してください。Quorum disk の理解と使用にサポートが必要な場合は、Red Hat 認定サポート担当者までご連絡ください。
デフォルトでは、
パラメーターが有効です。Quorum disk を使用する必要がある場合は、 をクリックして、quorum disk のパラメーターを入力し、 をクリックします。変更を反映させるためにクラスターを再起動します。
表3.1「Quorum disk のパラメーター」 は、quorum disk のパラメーターについて説明しています。
パラメーター | 説明 | ||||
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mkqdisk ユーティリティによって作成される quorum disk のラベルを指定します。このフィールドが使用されると、quorum デーモンは /proc/partitions ファイルを読み取り、各ブロックデバイスの qdisk 署名を確認して、指定したラベルと比較します。これは、quorum デバイス名がノード間で異なる場合の設定に役立ちます。 | |||||
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ノードが「生存」と見なされるための最低限のスコア。スコアが省略されている場合や「0」にセットされていると、デフォルトの関数である floor((n+1)/2) が使用されます。n はヒューリスティックのスコアの合計です。 の値は、ヒューリスティックのスコアの合計を超過してはいけません。超過した場合は、quorum disk は利用できません。 |
注記
/etc/cluster/cluster.conf
) に変更を伝播します。ただし、quorum disk が動作する、あるいは quorum disk のパラメーターに行った変更が反映されるには、クラスターを再起動 (「クラスターの起動、停止、再起動、削除」 を参照) して、各ノードで qdiskd
デーモンが再起動することを確認する必要があります。