D.2. リソースタイムアウトの強制
リソースの開始、停止、フェイルオーバーにタイムアウトはありません。一部のリソースは開始/停止に長時間かかります。残念なことに、停止のエラー (タイムアウトを含む) が発生すると、サービスは動作不可能 (失敗した状態) になります。必要に応じて、個別にサービスの各リソースでタイムアウトを強制的に有効にすることもできます。そのためには、
__enforce_timeouts="1"
を cluster.conf
ファイルの参照に追加します。
以下の例は、
__enforce_timeouts
属性を netfs
リソースに設定したクラスターサービスを示しています。この属性が設定された状態で、回復プロセス時に NFS ファイルシステムをアンマウントするのに 30 秒超かかる場合は、動作はタイムアウトになり、サービスは失敗します。
</screen> <rm> <failoverdomains/> <resources> <netfs export="/nfstest" force_unmount="1" fstype="nfs" host="10.65.48.65" mountpoint="/data/nfstest" name="nfstest_data" options="rw,sync,soft"/> </resources> <service autostart="1" exclusive="0" name="nfs_client_test" recovery="relocate"> <netfs ref="nfstest_data" __enforce_timeouts="1"/> </service> </rm>