3.7.3. 冗長電源装置を持つノードの設定
使用中のクラスターがノード群用に冗長電源装置で設定されている場合は、そのノード群がフェンスされる必要があるときに完全にシャットダウンされるようにフェンシングを設定する必要があります。各電源装置を別々のフェンスメソッドとして設定すると、各電源装置は別々にフェンスされます。つまり、1 つ目の電源装置がフェンスされると、2 つ目の電源装置によりシステムは引き続き実行可能なため、システムは全くフェンスされません。二重電源装置によってシステムを設定するには、両方の電源装置が遮断されてシステムが完全に停止するようにフェンスデバイスを設定する必要があります。Conga を使用してシステムを設定する場合は、単一のフェンシングメソッド内で 2 つのインスタンスを設定する必要があります。
二重電源装置を持つノードにフェンシングを設定するには、このセクションの手順に従ってください。
- 冗長電源を持つノードにフェンシングを設定するには、まず各電源スイッチをクラスター用のフェンスデバイスとして設定する必要があります。フェンスデバイスの設定に関する詳細は、「フェンスデバイスの設定」 を参照してください。
- クラスター固有のページから、クラスターディスプレイの上部にある luci ページの左側のメニューから の下にあるクラスター名をクリックした時に表示されるデフォルトのページでもあります。をクリックします。これにより、クラスターを構成するノード群が表示されます。これはまた、
- 任意のノード名をクリックします。ノードのリンクをクリックすると、そのノードが設定された方法を示すリンク先のページが表示されます。
- ノード固有のページで、をクリックします。
- このノードに設定するフェンシングメソッドの名前を入力します。
- 「フェンスデバイスの作成」 の説明のとおり、以前に設定したパワーフェンシングデバイスを選択できるドロップダウンメニューが表示されます。をクリックすることで、このメソッド用のフェンスインスタンスとして 1 つ目の電源装置を設定します。これにより、
- このメソッドにパワーフェンスデバイスの 1 つを選択して、このデバイス用に適切なパラメーターを入力します。
- 1 つ目のパワーフェンシングデバイスを設定した同じフェンスメソッドの下で、「フェンスデバイスの作成」 の説明のとおり、以前に設定した 2 つ目のパワーフェンシングデバイスを選択できるドロップダウンメニューが表示されます。をクリックします。これにより、
- このメソッドに 2 つ目のパワーフェンスデバイスを選択して、このデバイス用に適切なパラメーターを入力します。
- 図3.6「二重パワーフェンシング設定」 で示しています。をクリックします。これで、フェンスメソッドとフェンスインスタンスを表示するノード固有の画面に戻り、各デバイスがシステム電源を連続でオフ/オンにすることを表示します。これは
図3.6 二重パワーフェンシング設定