3.10. クラスターへのクラスターサービスの追加
クラスターにクラスターサービスを追加するには、このセクション内の手順に従ってください。
- クラスター固有のページから、クラスターディスプレイの上部にある 「高可用性サービスの管理」 で説明してあるように、 ページからサービスの起動/再起動/無効を行うことも可能です)。をクリックすることで、クラスターへサービスを追加できます。これにより、そのクラスター用に設定されているサービスが表示されます (
- Add Service Group to Cluster ダイアログボックスにある、 テキストボックスにサービスの名前を入力します。
注記
名前は、クラスター内の他のサービスと明白に区別できる名前を使用してください。 - クラスターが開始して稼働する時に、サービスが自動起動するようにしたい場合は、いない 場合は、クラスターが停止状態から復帰する時に手動でサービスを起動する必要があります。チェックボックスにチェックマークを入れます。このチェックボックスにチェックマークが入って
- クラスターにフェイルオーバードメインを設定した場合、「フェイルオーバードメインの設定」 を参照してください。パラメーターのドロップダウンメニューを使用してこのサービス用にフェイルオーバードメインを選択できます。フェイルオーバードメインの設定についての詳細は、
- サービスの回復ポリシーとして又は を選択した場合、サービスの再配置/無効化までの再起動が失敗する最大回数と、再起動を破棄するまでの時間を秒単位で指定することができます。
- サービスにリソースを追加するには、のみ に利用可能な新規リソースの追加を行うことができます。をクリックします。 をクリックすると、 ドロップダウンボックスが表示され、既存のグローバルリソースの追加、又はこのサービス
注記
フローティング IP アドレスリソースを含むクラスターサービスの設定時には、IP リソースを最初のエントリーとして設定する必要があります。- 既存のグローバルリソースを追加するには、「グローバルクラスターリソースの設定」 をご覧ください。ドロップダウンボックスから既存のリソース名をクリックします。設定するサービス用の ページ上にリソースとそのパラメーターが表示されます。グローバルリソースの追加/修正についての詳細は
- このサービスにのみ利用可能な新規リソースを追加するには、付録B HA リソースパラメーター は、リソースパラメーターについて説明しています。ドロップダウンボックスから設定するリソースのタイプを選択して、追加するリソースのリソースパラメーターを入力します。
- リソースをサービスに追加する場合、それが既存のグローバルリソース又はこのサービスのみに利用可能なリソースであるかに関わらず、リソースを又は と指定できます。リソースを独立したサブツリーと指定した場合、リソースに障害が発生すると、システムが通常の回復を試行する前に (サービス全体ではなく) そのリソースのみが再起動します。そのサービス用に回復ポリシーを実装するまでに、ノード上のそのリソースに対して試行する再起動の最大回数を指定できます。また、システムがそのサービスに回復ポリシーを実装するまでの時間を秒単位で指定することもできます。リソースを非クリティカルなリソースと指定した場合、リソースに障害が発生すると、そのリソースのみが再起動します。リソースが失敗を繰り返す場合は、サービス全体ではなくそのリソースのみが無効になります。リソースを無効にするまでに、ノード上のそのリソースに対して試行する再起動の最大回数を指定できます。また、システムがそのリソースを無効にするまでの時間を秒単位で指定することもできます。
- 定義するリソースに子リソースを追加したい場合は、をクリックします。 をクリックすると、 ドロップダウンボックスが表示され、既存のグローバルリソースの追加、又はこのサービスのみに利用可能な新規リソースの追加を行うことができます。使用している要件に合うように、リソースへ子リソースを追加し続けることも可能です。
注記
Samba サービスのリソースを追加する場合は、別のリソースの子としてではなく、そのサービスに直接追加します。注記
フローティング IP アドレスリソースを含むクラスターサービスの依存関係ツリー設定時には、IP リソースを別のリソースの子としてではなく、最初のエントリーとして設定する必要があります。 - リソース群のサービスへの追加、子リソースのリソース群への追加が完了したら、をクリックします。 をクリックすると、追加済みのサービス(及び他のサービス群)を表示する ページに戻ります。
注記
クラスターサービスで使用する IP サービスが存在するか確認するには、クラスターノードで (廃止された
ifconfig
コマンドではなく) /sbin/ip addr show
コマンドを使用します。以下は、クラスターサービスを実行しているノードで /sbin/ip addr show
コマンドを実行した場合の出力です。
1: lo: <LOOPBACK,UP> mtu 16436 qdisc noqueue link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00 inet 127.0.0.1/8 scope host lo inet6 ::1/128 scope host valid_lft forever preferred_lft forever 2: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP> mtu 1356 qdisc pfifo_fast qlen 1000 link/ether 00:05:5d:9a:d8:91 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff inet 10.11.4.31/22 brd 10.11.7.255 scope global eth0 inet6 fe80::205:5dff:fe9a:d891/64 scope link inet 10.11.4.240/22 scope global secondary eth0 valid_lft forever preferred_lft forever
既存のサービスを修正するには、以下の手順を実行します。
- サービスパラメーターを編集します。
既存のサービスを削除するには、以下の手順を実行します。
- luci ページから、削除するサービス用のチェックボックスをクリックします。
- Red Hat Enterprise Linux 6.3 以降は、luci がサービスを削除する前に、サービスグループの削除を確認するメッセージが表示され、サービスを構成するリソースを停止します。サービスを削除せずにダイアログボックスを閉じるには、 をクリックします。選択したサービスを削除するには、 をクリックしてください。