2.13. ricci の注意事項
Red Hat Enterprise Linux 6 では、
ricci
が ccsd
に置き換わります。そのため、各クラスターノードで ricci
が実行している必要があります。この目的は、ricci
が cman_tool version -r
コマンド、ccs
コマンド、又は luci ユーザーインターフェースサーバーを介していようと、更新されたクラスター設定を伝播するためです。ricci
を起動するには、service ricci start
を使用するか、chkconfig
を使ってブート時の起動を有効にします。ricci
の IP ポートを有効にする方法については 「クラスターノードでの IP ポートの有効化」 を参照してください。
Red Hat Enterprise Linux 6.1 リリース以降では、いずれかの特定のノードから更新したクラスター設定を初めて伝播する時に
ricci
を使用するにはパスワードが必要です。使用しているシステムに ricci
をインストール後、passwd ricci
コマンドを使って root としてユーザー ricci
に ricci
のパスワードを設定します。