10.3. SNMP トラップの転送
SNMP トラップをクラスターの一部ではないマシンに転送することが可能です。外部マシン上で
snmptrapd
デーモンを使用して、通知に対する応答方法をカスタマイズできます。
以下の手順に従って、クラスター内の SNMP トラップをクラスターノード群の一部でないマシンに転送します:
- クラスター内の各ノードに対して、「Red Hat High Availability アドオンを使用した SNMP の設定」 で説明してある手順を実行します。
/etc/snmp/snmpd.conf
ファイル内のtrap2sink host
エントリをセットして、snmptrapd
デーモンを実行することになる外部ホストを指定します。 - トラップを受信する外部ホスト上で、
/etc/snmp/snmptrapd.conf
設定ファイルを編集して使用しているコミュニティ文字列を指定します。例えば、以下のエントリを使用して、snmptrapd
デーモンがpublic
コミュニティ文字列を使用して通知を処理できるようにします。authCommunity log,execute,net public
- トラップを受信する外部ホスト上で以下のコマンド群を実行して、
snmptrapd
デーモンが有効で稼働中であることを確認します:#
chkconfig snmptrapd on
#service snmptrapd start
SNMP 通知の処理方法に関する詳細については
snmptrapd.conf
の man ページをご覧ください。