5.14. その他のクラスター設定
このセクションでは、以下を設定するための
ccs
コマンドの使用方法について説明します:
ccs
コマンドを使用すると、totem
オプション、dlm
オプション、rm
オプション、及び cman
オプションを含む高度なクラスター設定のパラメーターを設定することもできます。これらのパラメーターを設定する方法についての詳細は ccs
(8) の man ページ、及び /usr/share/doc/cman-X.Y.ZZ/cluster_conf.html
にある注釈付きクラスター設定ファイルのスキーマをご覧ください。
クラスターに既に設定されているその他のクラスター属性の一覧を表示するには、以下のコマンドを実行します:
ccs -h host --lsmisc
5.14.1. クラスター設定のバージョン
クラスター設定ファイルには、クラスター設定のバージョン値が含まれます。設定バージョン値は、クラスター設定ファイルを作成した時点でデフォルトで
1
にセットされ、そのクラスター設定を修正する度に自動的に増加します。ただし、他の値に設定する必要がある場合は、以下のコマンドで値を指定できます:
ccs -h host --setversion n
既存のクラスター設定ファイル上の現在の設定バージョン値を表示するには、以下のコマンドを使用します:
ccs -h host --getversion
現在の設定バージョン値をクラスター内の全てのノード上のクラスター設定ファイル内で 1 つ増加させるには、以下のコマンドを実行します:
ccs -h host --incversion