2.4. /etc/sysconfig/luci を使用した luci の設定
Red Hat Enterprise Linux 6.1 リリース以降、
/etc/sysconfig/luci
ファイルを使用して luci の動作のいくつかを設定できるようになりました。このファイルで変更できるパラメーターには、サーバー設定だけでなく init スクリプトにより使用される動作環境の補助的な設定も含まれます。また、このファイルを編集して、アプリケーション設定のパラメーターを修正することもできます。ファイル内には、編集によって変更可能な設定パラメーターを説明した手順が記載されています。
所定の形式を維持するために、ファイルの編集時には
/etc/sysconfig/luci
ファイルの設定以外の行は変更しないことをお勧めします。また、このファイル、特に INITSCRIPT
セクションに必要な構文には従うようにしてください。ここでは、等号記号の前後に空白を入れることはできません。また、空白を含む文字列を囲む引用符を使用する必要があります。
以下の例は、
/etc/sysconfig/luci
ファイルを編集することにより luci が機能するポートを変更する方法を示しています。
/etc/sysconfig/luci
ファイル内の次の行をコメント解除します:#port = 4443
- 4443 を希望するポート番号に置き換えます。これは 1024 (特権ポートではない) かそれ以上でなければなりません。例えば、次のようにファイルの行を編集して、luci が機能するポートを 8084 に設定できます。
port = 8084
- luci サービスを再起動して、変更を反映させます。
重要
/etc/sysconfig/luci
ファイル内の設定パラメーターを修正してデフォルト値を再定義する場合は、デフォルト値の代わりに新しい値を使用することをお勧めします。例えば、luci が機能するポートを修正する場合、「luci の IP ポートの有効化」 で説明のとおり luci の IP ポートを有効にする時に修正した値を指定するようにしてください。
修正されたポートとホストパラメーターは、「luci の起動」 の説明のとおり luci サービスの起動時に表示される URL に自動的に反映されます。luci にアクセスするにはこの URL を使用することをお勧めします。
/etc/sysconfig/luci
ファイルで設定できるパラメーターの完全な情報は、ファイル内のドキュメントを参照してください。