7.2.2. コンソールを使用したクラスターの作成
Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes コンソールからクラスターを作成するには、以下の手順を実行します。
- ナビゲーションメニューから Infrastructure > Clusters に移動します。
Clusters ページで、Create cluster をクリックします。
注記: この手順では、クラスターを作成します。既存のクラスターをインポートする場合には、ハブクラスターへのターゲットマネージドクラスターのインポートの手順を参照してください。
- インフラストラクチャープロバイダー用の Kubernetes ディストリビューションおよび Amazon Web Services を選択します。残りの手順は、選択した内容により異なります。
- 一覧で利用可能な認証情報から、お使いのインフラストラクチャープロバイダーの認証情報を選択します。設定されていない場合や、新たに設定する場合には、Add credential を参照してください。認証情報の作成に関する詳細は、「Amazon Web Services の認証情報の作成」を参照してください。
クラスターの詳細を追加します。
クラスターの名前を入力します。この名前はクラスターのホスト名で使用されます。
ヒント: コンソールに情報を入力する時に
yaml
コンテンツの更新内容を表示するには、YAML を ON に切り替えるように設定します。-
クラスターセットを既存のクラスターセットに追加する場合は、クラスターセット を 1 つ指定します。クラスターの作成時に
cluster-admin
権限がない場合に、クラスターを作成するclusterset-admin
パーミッションがあるクラスターセットを選択する必要があります。クラスターセットを選択しない場合には、クラスターの作成には失敗します。選択するクラスターセットがない場合には、クラスター管理者に連絡して、クラスターセットへのclusterset-admin
パーミッションを受け取ってください。 - AWS アカウントに設定した Base DNS domain 情報を指定します。選択した認証情報にベースドメインが紐付けされている場合には、その値がこのフィールドに設定されます。値を上書きすると変更できます。詳細は、「AWS アカウントの設定」を参照してください。この名前はクラスターのホスト名で使用されます。
- クラスターに使用する リリースイメージ を指定します。このリリースイメージで、クラスターの作成に使用される OpenShift Container Platform イメージのバージョンを特定します。使用するバージョンが利用可能な場合は、イメージの一覧からイメージを選択できます。使用するイメージが標準イメージではない場合は、使用するイメージへの url を入力できます。リリースイメージの詳細は、リリースイメージを参照してください。
- クラスターに関連付ける 追加のラベル を追加します。これらのラベルは、クラスターを特定し、検索結果を絞り込むのに役立ちます。
マスタープールの詳細を入力します。マスタープールには、クラスター向けに作成されたマスターノードが 3 つあります。マスターノードは、クラスターアクティビティーの管理を共有します。オプションの情報には以下のフィールドが含まれます。
- マスタープールを実行する ゾーン を 1 つ以上指定します。より分散されているマスターノードグループでは、リージョンで複数のゾーンを選択できます。ゾーンが近くにある場合にはパフォーマンスの速度が向上しますが、ゾーンの距離が離れると、より分散されます。
- マスターノードの インスタンスタイプ を指定します。インスタンスの作成後にインスタンスのタイプやサイズを変更できます。デフォルト値は mx5.xlarge - 4 vCPU, 16 GiB RAM - General Purpose です。
- Root ストレージ の割り当てを入力します。デフォルト値は、ルートストレージ 100 GiB です。
ワーカープールに関する情報を入力します。ワーカープールにワーカーノードを作成し、クラスターのコンテナーワークロードを実行できます。ワーカーノードは、ワーカープール 1 つに所属することも、複数のワーカープールに分散させることもできます。ワーカーノードが指定されていない場合は、マスターノードもワーカーノードとして機能します。オプションの情報には以下のフィールドが含まれます。
- ワーカープールの名前を追加します。
- ワーカープールを実行する ゾーン を指定します。より分散されているノードグループでは、リージョンで複数のゾーンを選択できます。ゾーンが近くにある場合にはパフォーマンスの速度が向上しますが、ゾーンの距離が離れると、より分散されます。
- ワーカープールの インスタンスタイプ を指定します。インスタンスの作成後にインスタンスのタイプやサイズを変更できます。デフォルト値は mx5.xlarge - 4 vCPU, 16 GiB RAM - General Purpose です。
- ワーカープールの Node count を入力します。ワーカープールを定義する場合にこの設定は必須です。
Root ストレージ の割り当てを入力します。デフォルト値は、ルートストレージ 100 GiB です。ワーカープールを定義する場合にこの設定は必須です。
Add worker pool をクリックして追加のワーカープールを定義できます。
クラスターのネットワーク情報を入力します。この情報は必須です。IPv6 を使用するには、複数のネットワークが必要です。
-
ネットワークタイプ を選択します。デフォルト値は
OpenShiftSDN
です。IPv6 を使用するには、OVNKubernetes の設定は必須です。 -
Cluster network CIDR を選択します。これは、Pod IP アドレスに使用できる IP アドレスの数およびリストです。このブロックは他のネットワークブロックと重複できません。デフォルト値は
10.128.0.0/14
です。 -
ネットワークホストの接頭辞 を指定します。これにより、各ノードにサブネットプレフィックスの長さを設定します。デフォルト値は
23
です。 -
サービスネットワーク CIDR でサービスの IP アドレスのブロックを指定します。このブロックは他のネットワークブロックと重複できません。デフォルト値は
172.30.0.0/16
です。 マシン CIDR で OpenShift Container Platform ホストで使用される IP アドレスのブロックを指定します。このブロックは他のネットワークブロックと重複できません。デフォルト値は
10.0.0.0/16
です。Add network をクリックして、追加のネットワークを追加できます。IPv6 アドレスを使用している場合は、複数のネットワークが必要です。
-
ネットワークタイプ を選択します。デフォルト値は
クラスターのインストールまたはアップグレードの前後に実行する Ansible Automation template (任意) を追加します。
Add automation template をクリックしてテンプレートを作成できます。
情報を確認し、必要に応じてカスタマイズします。
-
YAML スライダーを On にクリックし、パネルに
install-config.yaml
ファイルの内容を表示します。 - YAML ファイルをカスタム設定で編集します。
-
YAML スライダーを On にクリックし、パネルに
Create を選択してクラスターを作成します。
注記: クラスターのインポートには、クラスターの詳細で提示された
kubectl
コマンドを実行する必要はありません。クラスターを作成すると、Red Hat Advanced Cluster Management で管理されるように自動的に設定されます。