13.6. Placement での ManagedClusterSets の使用
Placement
リソースは、namespace レベルのリソースで、placement namespace にバインドされる ManagedClusterSets
から ManagedClusters
セットを選択するルールを定義します。
必要なアクセス権限: クラスター管理者またはクラスターセット管理者。
13.6.1. 配置の概要
マネージドクラスターによる配置の仕組みについては、以下を参照してください。
-
Kubernetes クラスターは、cluster スコープの
ManagedClusters
としてハブクラスターに登録されます。 -
managedcluster
は、クラスタースコープのManagedClusterSets
に編成されます。 -
ManagedClusterSets
はワークロード namespace にバインドされます。 -
namespace スコープの
Placements
は、ManagedClusterSets
の一部を指定して、ManagedClusters
候補の作業セットを選択します。 Placements
は、ラベルと要求セレクターを使用して作業セットから選択します。重要:
Placement
では、placement namespace にManagedClusterSet
がバインドされていない場合にはManagedCluster
は選択されません。
Placement
仕様には以下のフィールドが含まれます。
ClusterSets
は、ManagedClusters
の選択元のManagedClusterSets
を表します。-
指定されていない場合には、Placement namespace にバインドされる
ManagedClusterSets
からManagedClusters
が選択されます。 -
指定されている場合は、
ManagedClusters
がこのセットの交差部分から選択され、ManagedClusterSets
は Placement namespace にバインドされます。
-
指定されていない場合には、Placement namespace にバインドされる
NumberOfClusters
は、配置要件を満たすManagedClusters
の中から選択する数を表します。指定されていない場合、配置要件を満たすすべての
ManagedClusters
が選択されます。-
述語
は、ラベルおよび要求セレクターでManagedClusters
を選択する述語のスライスを表します。述語は ORed です。