第18章 マネージメントからのクラスターの削除
Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes で作成したマネージメントから、OpenShift Container Platform クラスターを削除すると、このクラスターをデタッチ するか、破棄 できます。
クラスターをデタッチするとマネージメントから削除されますが、完全には削除されません。管理する場合には、もう一度インポートし直すことができます。このオプションは、クラスターが Ready 状態にある場合にだけ利用できます。
重要:
- クラスターを破棄すると、マネージメントから削除され、クラスターのコンポーネントが削除されます。
マネージドクラスターをデタッチすると、関連する namespace は自動的に削除されます。カスタムリソースをこの namespace に配置しないでください。
18.1. コンソールを使用したクラスターの削除
- ナビゲーションメニューから Infrastructure > Clusters に移動します。
- マネージメントから削除するクラスターの横にあるオプションメニューを選択します。
Destroy cluster または Detach cluster を選択します。
ヒント: 複数のクラスターをデタッチまたは破棄するには、デタッチまたは破棄するクラスターのチェックボックスを選択します。次に、Detach または Destroy を選択します。
注記: local-cluster
という名前のハブクラスターをデタッチしようとする場合には、デフォルトの disableHubSelfManagement
設定が false
である点に注意してください。この設定が原因で、ハブクラスターはデタッチされると、自身を再インポートして管理し、MultiClusterHub
コントローラーが調整されます。ハブクラスターがデタッチプロセスを完了して再インポートするのに時間がかかる場合があります。プロセスが終了するのを待たずにハブクラスターを再インポートする場合には、以下のコマンドを実行して multiclusterhub-operator
Pod を再起動して、再インポートの時間を短縮できます。
oc delete po -n open-cluster-management `oc get pod -n open-cluster-management | grep multiclusterhub-operator| cut -d' ' -f1`
「ネットワーク接続時のオンラインインストール」で説明されているように、disableHubSelfManagement
の値を true
に指定して、自動的にインポートされないように、ハブクラスターの値を変更できます。