第13章 ManagedClusterSets の管理 (テクノロジープレビュー)
ManagedClusterSet
は、マネージドクラスターのグループです。マネージドクラスターセットでは、グループ内の全マネージドクラスターに対するアクセス権を管理できます。ManagedClusterSetBinding
リソースを作成して ManagedClusterSet
リソースを namespace にバインドすることもできます。
13.1. ManagedClusterSet の作成
マネージドクラスターセットにマネージドクラスターをグループ化して、マネージドクラスターでのユーザーのアクセス権限を制限できます。
必要なアクセス権限:: クラスターの管理者
ManagedClusterSet
は、クラスタースコープのリソースであるため、ManagedClusterSet
の作成先となるクラスターで管理者権限が必要です。マネージドクラスターは、複数の ManagedClusterSet
に追加できません。Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes コンソールまたはコマンドラインインターフェースから、マネージドクラスターセットを作成できます。
13.1.1. コンソールを使用した ManagedClusterSet の作成
Red Hat Advanced Cluster Management コンソールを使用して、マネージドクラスターセットを作成するには、以下の手順を実行します。
- メインコンソールナビゲーションで、Infrastructure > Clusters を選択します。
- Cluster sets タブを選択します。
- Create cluster set を選択します。
- 作成するクラスターセットの名前を入力します。
- Create を選択して、クラスターセットリソースを作成します。
13.1.2. コマンドラインを使用した ManagedClusterSet の作成
コマンドラインを使用して yaml
ファイルに以下のマネージドクラスターセットの定義を追加し、マネージドクラスターセットを作成します。
apiVersion: cluster.open-cluster-management.io/v1alpha1 kind: ManagedClusterSet metadata: name: <clusterset1>
clusterset1
はマネージドクラスターセットの名前に置き換えます。