第2章 クラスターライフサイクルのアーキテクチャー
クラスターには、ハブクラスター と マネージドクラスター という 2 つの主なタイプがあります。
ハブクラスターは、Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes でインストールされたメインとなるクラスターのことです。ハブクラスターを使用して他の Kubernetes クラスターを作成し、管理し、監視することができます。
マネージドクラスターは、ハブクラスターが管理する Kubernetes クラスターです。Red Hat Advanced Cluster Management ハブクラスターを使用してクラスターを作成することもできますが、ハブクラスターで管理する既存のクラスターをインポートすることもできます。
以下の図は、Red Hat Advanced Cluster Management for クラスター管理でインストールされるコンポーネントを示しています。
クラスターライフサイクル管理のアーキテクチャーのコンポーネントには、以下の項目が含まれます。
ハブクラスターのコンポーネント:
- コンソール: Red Hat Advanced Cluster Management マネージドクラスターのクラスターライフサイクルを管理する Web ベースのインターフェースを提供します。
- Hive Controller: Red Hat Advanced Cluster Management で作成するクラスターをプロビジョニングします。Hive コントローラーは、Red Hat Advanced Cluster Management で作成されたマネージドクラスターをデタッチおよび破棄します。
- マネージドクラスターのインポートコントローラー: klusterlet Operator をマネージドクラスターにデプロイします。
- klusterlet アドオンコントローラー: klusterlet アドオン Operator をマネージドクラスターにデプロイします。
マネージドクラスター上のコンポーネント:
- klusterlet Operator: マネージドクラスターに登録およびワークコントローラーをデプロイします。
- 登録エージェント: ハブクラスターを使用してマネージドクラスターを登録します。
- ワークエージェント: マニフェストはマネージドクラスターで機能します。
- klusterlet アドオン Operator: アドオンコンポーネントをデプロイします。