16.5. ファイルロギング
コンソールにログを記録する代わりに、ファイルへの非構造化ロギングを使用できます。
16.5.1. ファイルロギングを有効にする
ファイルへのロギングは、デフォルトで無効になっています。有効にするには、以下のコマンドを入力します。
bin/kc.[sh|bat] start --log="console,file"
keycloak.log
という名前のログファイルが、Red Hat build of Keycloak の data/log
ディレクトリー内に作成されます。
16.5.2. ログファイルの場所と名前を設定する
ログファイルの作成場所とファイル名を変更するには、次の手順を実行します。
ログファイルを保存するための書き込み可能なディレクトリーを作成します。
ディレクトリーが書き込み可能でない場合、Red Hat build of Keycloak は正しく起動しますが、エラーが発生してログファイルは作成されません。
以下のコマンドを入力します。
bin/kc.[sh|bat] start --log="console,file" --log-file=<path-to>/<your-file.log>
16.5.3. ファイルハンドラーの形式を設定する
ファイルログハンドラーに別のログ形式を設定するには、次のコマンドを入力します。
bin/kc.[sh|bat] start --log-file-format="<pattern>"
詳細と利用可能なパターン設定の表は、「コンソールログ形式を設定する」 を参照してください。
16.5.4. ファイルログレベルの設定
ファイルログハンドラーのログレベルは、以下のように --log-file-level
プロパティーで指定できます。
bin/kc.[sh|bat] start --log-file-level=warn
詳細は、上記の 「各ハンドラーのログレベル指定」 セクションを参照してください。