第7章 iSCSI イニシエーターの設定


iSCSI イニシエーターは、iSCSI ターゲットに接続するためにセッションを開始します。iscsiadm の実行後、iSCSI サービスがデフォルトでオンデマンドで起動します。ルートファイルシステムが iSCSI デバイス上にない場合、または node.startup = automatic を持つノードがない場合、iscsiadmiscsid またはカーネルモジュールをトリガーするまで、サービスは起動しません。

iscsid サービスを強制的に実行し、iSCSI カーネルモジュールをロードするには、root として systemctl start iscsid コマンドを実行します。

7.1. iSCSI イニシエーターの作成

サーバー上のストレージデバイスにアクセスするために、iSCSI ターゲットに接続するための iSCSI イニシエーターを作成します。詳細は、システム上の targetcli(8) および iscsiadm(8) man ページを参照してください。

前提条件

  • iSCSI ターゲットのホスト名と IP アドレスがあります。

    • 外部ソフトウェアが作成したストレージターゲットに接続している場合は、ストレージ管理者からターゲットのホスト名と IP アドレスを取得します。
    • iSCSI ターゲットを作成する場合は、iSCSI ターゲットの作成を 参照してください。

手順

  1. クライアントマシンに iscsi-initiator-utils をインストールします。

    # dnf install iscsi-initiator-utils
  2. iscsid サービスを再起動します。

    # systemctl start iscsid
  3. イニシエーター名を確認します。

    # cat /etc/iscsi/initiatorname.iscsi
    InitiatorName=iqn.2006-04.com.example:888
  4. iSCI ACL の作成 で ACL にカスタム名を指定した場合は、イニシエータ名を ACL と一致するように更新してください。

    1. /etc/iscsi/initiatorname.iscsi ファイルを開き、イニシエーター名を変更します。

      # vi /etc/iscsi/initiatorname.iscsi
      InitiatorName=custom-name
    2. iscsid サービスを再起動します。

      # systemctl restart iscsid
  5. ターゲットを検出し、表示されたターゲット IQN でターゲットにログインします。

    # iscsiadm -m discovery -t st -p 10.64.24.179
    10.64.24.179:3260,1 iqn.2006-04.com.example:444
    # iscsiadm -m node -T iqn.2006-04.com.example:444 -l
    Logging in to [iface: default, target: iqn.2006-04.com.example:444, portal: 10.64.24.179,3260] (multiple)
    Login to [iface: default, target: iqn.2006-04.com.example:444, portal: 10.64.24.179,3260] successful.

    10.64.24.179 を、target-ip-address に置き換えます。

    iSCSI ACL の作成の 説明に従って、それぞれのイニシエータ名が ACL に追加されていれば、同じターゲットに接続されている任意の数のイニシエータに対してこの手順を使用できます。

  6. iSCSI ディスク名を確認して、この iSCSI ディスクにファイルシステムを作成します。

    # grep "Attached SCSI" /var/log/messages
    
    # mkfs.ext4 /dev/disk_name

    disk_name を、/var/log/messages ファイルに記載されている iSCSI ディスク名に置き換えます。

  7. ファイルシステムをマウントします。

    # mkdir /mount/point
    # mount /dev/disk_name /mount/point

    /mount/point を、パーティションのマウントポイントに置き換えます。

  8. システムの起動時にファイルシステムを自動的にマウントするように /etc/fstab を編集します。

    # vi /etc/fstab
    /dev/disk_name /mount/point ext4 _netdev 0 0

    disk_name を iSCSI ディスク名に置き換え、/mount/point を、パーティションのマウントポイントに置き換えます。

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