17.6. LUKS2 を使用した空のブロックデバイスの暗号化
LUKS2 形式を使用して、空のブロックデバイスを暗号化して、暗号化ストレージとして使用できます。
前提条件
-
空のブロックデバイス。
lsblkなどのコマンドを使用して、そのデバイス上に実際のデータ (ファイルシステムなど) がないかどうかを確認できます。
手順
暗号化した LUKS パーティションとしてパーティションを設定します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 暗号化した LUKS パーティションを開きます。
cryptsetup open /dev/nvme0n1p1 nvme0n1p1_encrypted
# cryptsetup open /dev/nvme0n1p1 nvme0n1p1_encrypted Enter passphrase for /dev/nvme0n1p1:Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow これにより、パーティションのロックが解除され、デバイスマッパーを使用してパーティションが新しいデバイスにマッピングされます。暗号化されたデータを上書きしないように、このコマンドは、デバイスが暗号化されたデバイスであり、
/dev/mapper/device_mapped_nameパスを使用して LUKS を通じてアドレス指定されることをカーネルに警告します。暗号化されたデータをパーティションに書き込むためのファイルシステムを作成します。このパーティションには、デバイスマップ名を介してアクセスする必要があります。
mkfs -t ext4 /dev/mapper/nvme0n1p1_encrypted
# mkfs -t ext4 /dev/mapper/nvme0n1p1_encryptedCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow デバイスをマウントします。
mount /dev/mapper/nvme0n1p1_encrypted mount-point
# mount /dev/mapper/nvme0n1p1_encrypted mount-pointCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
検証
空のブロックデバイスが暗号化されているかどうかを確認します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 暗号化された空のブロックデバイスのステータスを表示します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow