7.3. iscsiadm ユーティリティーを使用して iSCSI セッションを監視する
iscsiadm
ユーティリティーを使用して iscsi セッションを監視できます。
デフォルトでは、iSCSI サービスは起動に時間がかかり、iscsiadm
コマンドの実行後にサービスが起動します。root が iSCSI デバイスにない場合や、node.startup = automatic
でマークされたノードがない場合は、iscsiadm
コマンドが実行するまで iSCSI サービスが起動しなくなります。これには、カーネルモジュール iscsid
または iscsi
の起動が必要になります。
iscsid
サービスを強制的に実行し、iSCSI カーネルモジュールをロードするには、root として systemctl start iscsid
コマンドを使用します。
手順
クライアントマシンに
iscsi-initiator-utils
をインストールします。dnf install iscsi-initiator-utils
# dnf install iscsi-initiator-utils
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 実行中のセッションに関する情報を検索します。
iscsiadm -m session -P 3
# iscsiadm -m session -P 3
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは、セッションまたはデバイスの状態、セッション ID (sid)、いくつかのネゴシエートしたパラメーター、およびセッション経由でアクセス可能な SCSI デバイスを表示します。
より短い出力 (たとえば
sid-to-node
間のマッピングのみの表示) には、次のコマンドを実行します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは、
driver [sid] target_ip:port,target_portal_group_tag proper_target_name
の形式で実行中のセッションのリストを表示します。