第14章 Fibre Channel over Ethernet の設定
IEEE T11 FC-BB-5 標準に基づく Fibre Channel over Ethernet (FCoE) は、イーサネットネットワーク上でファイバーチャネルフレームを送信するためのプロトコルです。通常、データセンターには専用の LAN および Storage Area Network (SAN) があり、各個別設定に分けられます。FCoE は、これらのネットワークを単一のネットワーク設定とコンバージドネットワーク設定に統合します。FCoE の利点 (ハードウェアおよび電力の低さなど) の利点は以下のとおりです。
14.1. RHEL でハードウェア FCoE HBA の使用 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
RHEL では、ハードウェアの Fibre Channel over Ethernet (FCoE) Host Bus Adapter (HBA) を使用できます。これは、以下のドライバーでサポートされています。
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qedf
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fnic
このような HBA を使用する場合は、HBA の設定で FCoE を設定します。詳細は、アダプターのドキュメントを参照してください。
HBA を設定すると、Storage Area Network (SAN) からエクスポートした論理ユニット番号 (LUN) が、/dev/sd*
デバイスとして RHEL で自動的に利用可能になります。ローカルストレージデバイスと同様に、これらのデバイスを使用できます。