第4章 パーティションの使用
ディスクパーティション設定を使用して、ディスクを 1 つ以上の論理領域に分割し、各パーティションで個別に作業できるようにします。ハードディスクは、パーティションテーブルの各ディスクパーティションの場所とサイズに関する情報を保存します。このテーブルを使用すると、各パーティションはオペレーティングシステムへの論理ディスクとして表示されます。その後、それらの個々のディスクで読み取りと書き込みを行うことができます。
ブロックデバイスでパーティションを使用する利点と欠点の概要については、Red Hat ナレッジベースソリューション What are the advantages and disadvantages to using partitioning on LUNs, either directly or with LVM in between? を参照してください。
4.1. parted でディスクにパーティションテーブルを作成
parted
ユーティリティーを使用して、より簡単にパーティションテーブルでブロックデバイスをフォーマットできます。
パーティションテーブルを使用してブロックデバイスをフォーマットすると、そのデバイスに保存されているすべてのデータが削除されます。
手順
インタラクティブな
parted
シェルを起動します。parted block-device
# parted block-device
Copy to Clipboard Copied! デバイスにパーティションテーブルがあるかどうかを確認します。
(parted) print
(parted) print
Copy to Clipboard Copied! デバイスにパーティションが含まれている場合は、次の手順でパーティションを削除します。
新しいパーティションテーブルを作成します。
(parted) mklabel table-type
(parted) mklabel table-type
Copy to Clipboard Copied! table-type を、使用するパーティションテーブルのタイプに置き換えます。
-
msdos
(MBR の場合) -
gpt
(GPT の場合)
-
例4.1 GUID パーティションテーブル (GPT) テーブルの作成
ディスクに GPT テーブルを作成するには、次のコマンドを使用します。
(parted) mklabel gpt
(parted) mklabel gpt
Copy to Clipboard Copied! このコマンドを入力すると、変更の適用が開始されます。
パーティションテーブルを表示して、作成されたことを確認します。
(parted) print
(parted) print
Copy to Clipboard Copied! parted
シェルを終了します。(parted) quit
(parted) quit
Copy to Clipboard Copied!