16.9. Web コンソールで RAID のフォーマット
RHEL 10 Web コンソールでソフトウェア RAID デバイスをフォーマットおよびマウントできます。
ボリュームのサイズや、選択するオプションによって、フォーマットに数分かかることがあります。
前提条件
RHEL 10 Web コンソールがインストールされている。
手順は、Web コンソールのインストールおよび有効化 を参照してください。
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cockpit-storaged
パッケージがインストールされている。 - 物理ディスクが接続されており、システムに認識されている。
- RAID が作成されている。
手順
- RHEL 10 Web コンソールにログインします。
- パネルで、Storage をクリックします。
- Storage テーブルで、フォーマットする RAID デバイスのメニューボタン をクリックします。
- ドロップダウンメニューから を選択します。
- Format フィールドに名前を入力します。
- Mount Point フィールドにマウントパスを追加します。
- Type ドロップダウンリストから、ファイルシステムのタイプを選択します。
- オプション: ディスクに機密データが含まれており、それを上書きする場合は、Overwrite existing data with zeros オプションをオンにします。オンにしない場合、ディスクヘッダーだけが書き換えられます。
- Encryption ドロップダウンメニューで、暗号化の種類を選択します。ボリュームを暗号化しない場合は、No encryption を選択します。
- At boot ドロップダウンメニューで、ボリュームをマウントするタイミングを選択します。
Mount options セクションで以下を実行します。
- ボリュームを読み取り専用論理ボリュームとしてマウントする場合は、Mount read only チェックボックスをオンにします。
- デフォルトのマウントオプションを変更する場合は、Custom mount options チェックボックスをオンにして、マウントオプションを追加します。
RAID パーティションをフォーマットします。
- パーティションをフォーマットしてマウントする場合は、 ボタンをクリックします。
- パーティションのみをフォーマットする場合は、 ボタンをクリックします。
検証
- フォーマットが正常に完了すると、Storage ページの Storage テーブルでフォーマットされた論理ボリュームの詳細を確認できます。