1.5. クラスター設定の注意事項
Red Hat High Availability Add-On クラスターの設定時、以下の注意事項を考慮する必要があります。
- RHEL 7.7 以降、Red Hat はノード数が 32 個を超えるクラスターデプロイメントをサポートしていません。ただし、
pacemaker_remote
サービスを実行しているリモートノードでは、この制限を超えた拡張が可能です。pacemaker_remote
サービスの説明は 「pacemaker_remote サービス」 を参照してください。 - DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol)を使用した
corosync
デーモンで使用されるネットワークインターフェイス上の IP アドレスの取得はサポートされていません。アドレスの更新中、DHCP クライアントは割り当てられたインターフェイスに対して定期的に IP アドレスを削除および再追加することができます。これにより、corosync
が接続障害を検出し、クラスターの他のノードからのフェンシングアクティビティーがハートビート接続にcorosync
を使用します。