第3章 pcs コマンドラインインターフェイス
pcs コマンドラインインターフェイスは、
corosync
.conf
ファイルおよび cib.xml
ファイルにインターフェイスを提供することで、corosync および Pacemaker を制御し、設定します。
pcs コマンドの一般的な形式は以下のとおりです。
pcs [-f file] [-h] [commands]...
3.1. pcs コマンド
pcs コマンドは以下のとおりです。
cluster
クラスターオプションおよびノードの設定を行います。pcs cluster コマンドの詳細は 4章クラスターの作成と管理 を参照してください。resource
stonith
Pacemaker との使用に備えてフェンスデバイスを設定します。pcs stonith コマンドの詳細は、5章フェンス機能: STONITH の設定 を参照してください。constraint
リソースの制約を管理します。pcs constraint コマンドの詳細は、7章リソースの制約 を参照してください。プロパティー
Pacemaker のプロパティーを設定します。pcs property コマンドでプロパティーを設定する方法については 12章Pacemaker クラスターのプロパティー を参照してください。status
現在のクラスターとリソースの状態を表示します。pcs status コマンドの詳細は 「状態の表示」 を参照してください。config
ユーザーが理解できる形式でクラスターの全設定を表示します。pcs config コマンドの詳細は 「全クラスター設定の表示」 を参照してください。