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10.3. クォーラムオプションの変更 (Red Hat Enterprise Linux 7.3 以降)

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Red Hat Enterprise Linux 7.3 より、pcs quorum update コマンドを使用してクラスターの一般的なクォーラムオプションを変更できます。実行中のシステムの quorum.two_node および quorum.expected_votes オプションを変更できます。その他すべてのクォーラムオプションについては、このコマンドを実行するには、クラスターを停止する必要があります。クォーラムオプションの詳細は、votequorum(5)の man ページを参照してください。
pcs quorum update コマンドの形式は次のとおりです。
pcs quorum update [auto_tie_breaker=[0|1]] [last_man_standing=[0|1]] [last_man_standing_window=[time-in-ms] [wait_for_all=[0|1]]
以下の一連のコマンドは、wait_for_all クォーラムオプションを変更し、オプションの更新済みステータスを表示します。クラスターの稼働中はこのコマンドを実行できないことに注意してください。
[root@node1:~]# pcs quorum update wait_for_all=1
Checking corosync is not running on nodes...
Error: node1: corosync is running
Error: node2: corosync is running

[root@node1:~]# pcs cluster stop --all
node2: Stopping Cluster (pacemaker)...
node1: Stopping Cluster (pacemaker)...
node1: Stopping Cluster (corosync)...
node2: Stopping Cluster (corosync)...

[root@node1:~]# pcs quorum update wait_for_all=1
Checking corosync is not running on nodes...
node2: corosync is not running
node1: corosync is not running
Sending updated corosync.conf to nodes...
node1: Succeeded
node2: Succeeded

[root@node1:~]# pcs quorum config
Options:
  wait_for_all: 1
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