6.11. クラスターリソースのクリーンアップ
リソースに障害が発生すると、クラスターの状態を表示するときに障害メッセージが表示されます。このリソースを解決する場合は、pcs resource cleanup コマンドで障害状態を消去できます。このコマンドは、リソースのステータスと
failcount
をリセットし、リソースの操作履歴を取得し、現在の状態を再検出するようにクラスターに指示します。
以下のコマンドは、resource_id によって指定されたリソースをクリーンアップします。
pcs resource cleanup resource_id
resource_id を指定しないと、このコマンドはすべてのリソースのリソースステータスと
failcount
をリセットします。
Red Hat Enterprise Linux 7.5 では、pcs resource cleanup コマンドは、失敗したアクションとして表示されるリソースのみを検証します。全ノードの全リソースを調査するには、次のコマンドを入力します。
pcs resource refresh
デフォルトでは、pcs resource refresh コマンドは、リソースの状態が分かっているノードだけを検証します。ステータスが分からないすべてのリソースを検証するには、以下のコマンドを実行します。
pcs resource refresh --full