7.19. RHEL Lightspeed
存在しないチャット履歴を削除しようとすると、コマンドラインアシスタントにわかりやすいエラーメッセージが表示されます
この更新前は、存在しないチャット履歴をユーザーが削除しても、エラーメッセージが表示されませんでした。この機能拡張により、このような場合に表示されるエラーメッセージが実装されました。
Jira:RHELDOCS-21314[1]
名前のないチャットに説明を追加すると警告が表示されます
この更新前は、チャットの名前を指定せずにチャットに説明を追加しても、エラーメッセージが表示されず、カスタムの説明を含むチャットも表示されませんでした。この更新により、このような場合にコマンドラインアシスタントが警告を表示するようになりました。
Jira:RHELDOCS-21316[1]
c history がデフォルトで完全な履歴を表示します
この更新前は、オプションなしで c history コマンドを実行しても履歴が返されず、ユーザーの混乱を招いていました。この更新により、--all がデフォルトのオプションとして追加されました。その結果、c history コマンドだけで、すべての履歴を簡単に表示できるようになりました。
Jira:RHELDOCS-21317[1]
無効なクエリーに対してコマンドラインアシスタントがエラーを表示しなくなりました
この更新前は、応答のターミナル出力のデータ構造が正しくなかったため、処理不可能というエラーメッセージがユーザークエリーに対して表示されていました。この機能拡張により、チャットインターフェイスのターミナル出力構造に積極的な修正が加えられました。これにより、コマンドラインアシスタントが無効なクエリーリクエストに対してエラーを表示しなくなり、ユーザーエクスペリエンスが向上しました。
Jira:RHELDOCS-21318[1]
ターミナルの再起動後に対話型シェルが正しく起動します
この更新前は、ユーザーの .bashrc ファイルに .bashrc.d ディレクトリーへの参照が含まれていなかったため、source コマンドが CLA 統合スクリプトを検出できませんでした。その結果、ユーザーが対話型シェルにアクセスできませんでした。この更新により、シェル統合に必要なファイルを確実にロードするためのチェックが追加されました。その結果、ターミナルを再起動すると対話型シェルが起動するようになりました。
Jira:RHELDOCS-21319[1]
query.py のバックエンドのタイムアウトが正しく機能します
この更新前は、query.py スクリプトでバックエンドのタイムアウトを延長しても、正しく機能しませんでした。スクリプトは引き続き 30 秒ごとにタイムアウトメッセージを生成していました。これは、内部タイムアウトがデフォルトで 30 秒に設定されたままであったためです。この機能拡張により、/etc/xdg/command-line-assistant/config.toml ファイルでバックエンドのタイムアウトを設定することで、適切な値に延長できるようになりました。これにより、応答時間が改善されます。
Jira:RHELDOCS-21320[1]
cla chat を引数なしで実行するとヘルプが表示されます
この更新前は、追加の入力を行わずに cla chat を使用すると、対話型の AI アシスタンスを期待していても応答が得られなかったため、ユーザーにとって分かりにくい状況になっていました。この更新により、引数なしで cla chat を使用すると、コマンドラインアシスタントがヘルプを表示し、入力の追加が必要であることを示すようになりました。これにより、CLA の対話モードのユーザーエクスペリエンスが向上しました。
Jira:RHELDOCS-21322[1]