4.10. ファイルシステムおよびストレージ
multipathd がファイルベースのソケットをサポートするようになりました
この更新により、multipathd デーモンは、抽象名前空間ソケットに加えて、ファイルベースソケット /run/multipathd.socket でもコマンドを待ち受けるようになりました。ユーザーは、新しいソケットファイルのバインドマウントを使用することで、コンテナー内からホストの multipathd デーモンと通信できます。
Jira:RHEL-78758[1]
自動 RAID チェックがデフォルトで有効になる
この更新により、raid-check サービスがデフォルトで有効になります。これにより、システムの起動後に raid-check.service が一定の間隔で自動的に実行され、手動による介入なしで定期的な RAID 整合性チェックが実行されます。
複数のデバイスが同時に故障した後でも LVM RAID がボリュームを修復します
この機能拡張により、lvconvert --repair /dev/VG-name/LV-name コマンドを使用して、失われた RAID デバイスをストライプ化 RAID (raid4、raid5、raid6) に再統合できるようになりました。この修復プロセスは、一時的に失われたデバイスの数が RAID レベルのフォールトトレランスを超えた場合でも機能します。そのため、デバイスが再認識され次第、回復が可能になります。修復する前に、ボリュームとその上のファイルシステムをアンマウントして非アクティブ化する必要があることに注意してください。