4.19. クラウド環境の RHEL
RHEL 上の OTel コレクターが TPM デバイスをサポートするようになりました
RHEL 上の OpenTelemetry (OTel) コレクターが、Trusted Platform Module (TPM) デバイスをサポートするようになりました。この機能により、OTel Collector は TPM デバイスから Transport Layer Security (TLS) 証明書を読み取ることができます。
Jira:RHELDOCS-20446[1]
対象となる RHEL イメージの自動登録の強化
この更新により、対象マーケットプレイスの対象イメージに基づいて作成された RHEL インスタンスが、Red Hat Update Infrastructure (RHUI) ではなく、Red Hat コンテンツ配信ネットワーク (CDN) からコンテンツと更新を自動的に受信するようになりました。RHUI リポジトリーはデフォルトでオフになっています。
これにより、サブスクライブ済み RHEL インスタンスのユーザーが、最新の更新内容に自動的にアクセスできるようになります。
詳細は、自動登録について を参照してください。
Jira:RHELDOCS-21241[1]
新しいパッケージ: azure-vm-utils
この更新により、Microsoft Azure 上のゲストオペレーティングシステムとして RHEL 9 を使用するエクスペリエンスを最適化するためのユーティリティー群と udev ルール集を提供する azure-vm-utils パッケージが追加されました。
Jira:RHEL-88789[1]
Azure 機密仮想マシンで RHEL が利用可能になりました
RHEL 機密仮想マシン (CVM) イメージを使用して、Microsoft Azure 上で RHEL CVM を作成して実行できます。このイメージは、Azure の Confidential OS ディスク暗号化機能により、完全なディスク暗号化をサポートしています。
Jira:RHELPLAN-139800[1]
対象となる RHEL イメージの自動登録の強化
RHEL 9.6 以降および RHEL 10.0 以降向けの対象となるクラウドマーケットプレイスのサブスクリプションを購入すると、強化された自動登録機能を利用できるようになります。
強化された自動登録により、インスタンスの起動時に信頼できる接続がなかったとしても、対象マーケットプレイス上のすべての RHEL インスタンスは Red Hat に自動的に登録され、Red Hat アカウントと各クラウドプラットフォームのアカウントとの間に信頼できる接続を確立すると、Red Hat Update Infrastructure (RHUI) からコンテンツ更新を自動的に受信するようになります。
詳細は、自動登録について を参照してください。
Jira:RHELDOCS-19664[1]