10.17. Red Hat Enterprise Linux システムロール
firewalld.service がマスクされている場合、firewall RHEL システムロールの使用は失敗する
RHEL システム上で firewalld.service がマスクされている場合、firewall RHEL システムロールは失敗します。
回避策: firewalld.service のマスクを解除します。
systemctl unmask firewalld.service
systemctl unmask firewalld.service
Jira:RHELPLAN-133165[1]
PostgreSQL、MariaDB、MySQL がイメージモードの RHEL で動作しない
PostgreSQL、MariaDB、および MySQL の各データベース管理システムは、ユーザーと作業ディレクトリーの生成に sysusers.d ディレクトリーを使用しません。MariaDB と MySQL は、tmpfiles.d ディレクトリーも使用しません。その結果、作業ディレクトリーが見つからないため、データベースユーザーが見つからなくなり、データベースシステムを初期化できなくなる可能性があります。現在、この問題に対する回避策はありません。
Jira:RHELDOCS-21366[1]
環境名でシステムを登録できない
rhc_environment に環境名を指定すると、rhc システムロールはシステムの登録に失敗します。
回避策: 登録時に環境名ではなく環境 ID を使用します。
高可用性モードの Microsoft SQL Server 2022 は、SELinux で制限されたアプリケーションとして実行できない
RHEL 9.4 以降の Microsoft SQL Server 2022 は、SELinux で制限されたアプリケーションとしての実行がサポートされています。ただし、Microsoft SQL Server の制限により、高可用性モードでは、同サービスを SELinux で制限されたアプリケーションとして実行することができません。
回避策: サービスの高可用性が必要な場合は、Microsoft SQL Server を制限のないアプリケーションとして実行できます。
mssql RHEL システムロールを使用して同サービスをインストールする場合、この制限は Microsoft SQL Server のインストールにも影響することに注意してください。
Jira:RHELDOCS-17719[1]