41.4. getsubid コマンドを使用して subID 範囲をリスト表示する
システム管理者は、コマンドラインインターフェイスを使用して、Identity Management (IdM) またはローカルユーザーの subID 範囲をリスト表示できます。
前提条件
- idmuser ユーザーが IdM に存在する。
-
shadow-utils-subid
パッケージがインストールされている。 -
/etc/nsswitch.conf
ファイルを編集できる。
手順
/etc/nsswitch.conf
ファイルを開き、subid
変数をsss
値に設定して、shadow-utils
ユーティリティーが IdM subID 範囲を使用するように設定します。[...] subid: sss
注記subid
フィールドには 1 つの値のみを指定できます。subid
フィールドをsss
ではなくfile
値に設定するか、値なしに設定すると、shadow-utils
ユーティリティーが/etc/subuid
ファイルと/etc/subgid
ファイルの subID 範囲を使用するように設定されます。IdM ユーザーの subID 範囲をリスト表示します。
$ getsubids idmuser 0: idmuser 2147483648 65536
最初の値 2147483648 は、subID 範囲の開始位置を示します。2 番目の値 65536 は、範囲のサイズを示します。