9.2. IdM グループアカウントを外部で管理するためのテンプレート
次のテンプレートは、IdM でのさまざまなユーザーグループ管理操作に使用できます。これらのテンプレートでは、以下の目的を達成するために ldapmodify
を使用して変更する必要のある属性がどれであるかがわかります。
- 新規グループの作成
- 既存グループの削除
- グループへのメンバーの追加
- グループからメンバーの削除
テンプレートは LDAP データ交換形式 (LDIF) でフォーマットされます。LDIF は、LDAP ディレクトリーのコンテンツおよび更新リクエストを表す標準的なプレーンテキストデータ交換形式です。
テンプレートを使用して、プロビジョニングシステムの LDAP プロバイダーを設定して、IdM グループアカウントを管理できます。
新規グループの作成
dn: cn=group_name,cn=groups,cn=accounts,dc=idm,dc=example,dc=com changetype: add objectClass: top objectClass: ipaobject objectClass: ipausergroup objectClass: groupofnames objectClass: nestedgroup objectClass: posixgroup uid: group_name cn: group_name gidNumber: GID_number
グループの変更
既存グループの削除
dn: group_distinguished_name changetype: delete
グループへのメンバーの追加
dn: group_distinguished_name changetype: modify add: member member: uid=user_login,cn=users,cn=accounts,dc=idm,dc=example,dc=com
ステージまたは保存済みユーザーをグループに追加しないでください。更新操作が正常に完了しても、ユーザーはグループのメンバーとしては更新されません。アクティブなユーザーのみがグループに所属できます。
グループからのメンバーの削除
dn: distinguished_name changetype: modify delete: member member: uid=user_login,cn=users,cn=accounts,dc=idm,dc=example,dc=com
グループの変更前に、グループ名で検索してグループの識別名 (DN) を取得します。
# ldapsearch -YGSSAPI -H ldap://server.idm.example.com -b "cn=groups,cn=accounts,dc=idm,dc=example,dc=com" "cn=group_name"
dn: cn=group_name,cn=groups,cn=accounts,dc=idm,dc=example,dc=com
ipaNTSecurityIdentifier: S-1-5-21-1650388524-2605035987-2578146103-11017
cn: testgroup
objectClass: top
objectClass: groupofnames
objectClass: nestedgroup
objectClass: ipausergroup
objectClass: ipaobject
objectClass: posixgroup
objectClass: ipantgroupattrs
ipaUniqueID: 569bf864-9d45-11ea-bea3-525400f6f085
gidNumber: 1997010017