10.4. ldapmodify での IdM ユーザーの保存


ldapmodify を使用すると、IdM ユーザーを保存 (従業員が退職した後にユーザーアカウントを非アクティブ化) できます。

前提条件

  • ユーザーを保存するロールが割り当てられた IdM ユーザーとして認証できる。

手順

  1. ユーザーを保存するロールを持つ IdM ユーザーとしてログインします。

    $ kinit admin
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  2. ldapmodify コマンドを入力し、Generic Security Services API (GSSAPI) を認証に使用する Simple Authentication and Security Layer (SASL) メカニズムとして指定します。

    # ldapmodify -Y GSSAPI
    SASL/GSSAPI authentication started
    SASL username: admin@IDM.EXAMPLE.COM
    SASL SSF: 256
    SASL data security layer installed.
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  3. 保存するユーザーの dn を入力します。

    dn: uid=user1,cn=users,cn=accounts,dc=idm,dc=example,dc=com
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  4. 実行する変更のタイプとして modrdn を入力します。

    changetype: modrdn
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  5. ユーザーの newrdn を指定します。

    newrdn: uid=user1
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  6. 以下のようにユーザーの保存を指定します。

    deleteoldrdn: 0
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  7. 新しい上位 DN を指定します。

    newsuperior: cn=deleted users,cn=accounts,cn=provisioning,dc=idm,dc=example,dc=com
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    ユーザーを保存すると、そのエントリーをディレクトリー情報ツリー (DIT) 内の新しい場所に移動します。上記の理由から、新しい親エントリーの DN を新しい上位 DN として指定する必要があります。

  8. Enter を再度押して、これがエントリーの最後であることを確認します。

    [Enter]
    
    modifying rdn of entry "uid=user1,cn=users,cn=accounts,dc=idm,dc=example,dc=com"
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  9. Ctrl + C を使用して接続を終了します。

検証

  • 保存済みユーザーをリスト表示して、ユーザーが保存されていることを確認します。

    $ ipa user-find --preserved=true
    --------------
    1 user matched
    --------------
      User login: user1
      First name: First 1
      Last name: Last 1
      Home directory: /home/user1
      Login shell: /bin/sh
      Principal name: user1@IDM.EXAMPLE.COM
      Principal alias: user1@IDM.EXAMPLE.COM
      Email address: user1@idm.example.com
      UID: 1997010003
      GID: 1997010003
      Account disabled: True
      Preserved user: True
    ----------------------------
    Number of entries returned 1
    ----------------------------
    Copy to Clipboard
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