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7.5. 仮想メディアブートの有効化

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重要

この機能は、本リリースでは テクノロジープレビュー として提供しているため、Red Hat では全面的にはサポートしていません。これは、テスト用途にのみご利用いただく機能です。実稼働環境にはデプロイしないでください。テクノロジープレビュー機能についての詳しい情報は、対象範囲の詳細 を参照してください。

Redfish 仮想メディアブートを使用して、ノードの Baseboard Management Controller (BMC) にブートイメージを提供することができます。これにより、BMC はイメージを仮想ドライブのいずれかに挿入することができます。その後、ノードは仮想ドライブからイメージに存在するオペレーティングシステムにブートすることができます。

Redfish ハードウェア種別は、仮想メディアを通じたデプロイ、レスキュー、およびユーザーの各イメージのブートに対応しています。Bare Metal サービス (ironic) は、ノードのデプロイメント時に、ノードに関連付けられたカーネルイメージおよび ramdisk イメージを使用して、UEFI または BIOS ブートモード用のブート可能 ISO イメージをビルドします。仮想メディアブートの主な利点は、PXE の TFTP イメージ転送フェーズを排除し、HTTP GET 等の方法を使用することができる点です。

仮想メディアを通じて redfish ハードウェア種別のノードをブートするには、ブートインターフェイスを redfish-virtual-media に設定し、UEFI ノードの場合は EFI システムパーティション (ESP) イメージを定義します。続いて、登録したノードが Redfish 仮想メディアブートを使用するように設定します。

前提条件

  • undercloud.conf ファイルの enabled_hardware_types パラメーターで、Redfish ドライバーが有効化されている。
  • ベアメタルノードが登録されている。
  • Image サービス (glance) に IPA およびインスタンスイメージがある。
  • UEFI ノードの場合、EFI システムパーティション (ESP) イメージも Image サービス (glance) で利用可能でなければなりません。
  • ベアメタルフレーバー
  • クリーニングおよびプロビジョニング用ネットワーク

手順

  1. Bare Metal サービス (ironic) のブートインターフェイスを redfish-virtual-media に設定します。

    $ openstack baremetal node set --boot-interface redfish-virtual-media $NODE_NAME
    • $NODE_NAME はノード名に置き換えてください。
  2. UEFI ノードの場合は、ブートモードを uefi に設定します。

    NODE=<NODE NAME OR ID> ; openstack baremetal node set --property capabilities="boot_mode:uefi,$(openstack baremetal node show $NODE -f json -c properties | jq -r .properties.capabilities | sed "s/boot_mode:[^,]*,//g")" $NODE
    • $NODE はノード名に置き換えてください。

      注記

      BIOS ノードの場合は、このステップを実施しないでください。

  3. UEFI ノードの場合は、EFI システムパーティション (ESP) イメージを定義します。

    $ openstack baremetal node set --driver-info bootloader=$ESP $NODE_NAME
    • $ESP は glance イメージの UUID または ESP イメージの URL に、$NODE_NAME はノードの名前に、それぞれ置き換えてください。

      注記

      BIOS ノードの場合は、このステップを実施しないでください。

  4. ベアメタルノードにポートを作成し、そのポートをベアメタルノード上の NIC の MAC アドレスに関連付けます。

    $ openstack baremetal port create --pxe-enabled True --node $UUID $MAC_ADDRESS
    • $UUID はベアメタルノードの UUID に、$MAC_ADDRESS はベアメタルノード上の NIC の MAC アドレスに、それぞれ置き換えてください。
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