第17章 イベント通知
17.1. 管理ポータルでのイベント通知の設定
概要
Red Hat Virtualization Manager が管理する環境内で特定のイベントが発生した場合には、Red Hat Virtualization Manager は指定したユーザーにメールで通知することができます。この機能を使用するには、メール転送エージェントを設定する必要があります。管理ポータルで設定できるのは、メール通知のみです。Manager のマシンで、SNMP トラップを設定する必要があります。
手順17.1 イベント通知の設定
- 適切な変数を使用してメール転送エージェントを設定します。
- ユーザー リソースタブ、ツリーモード、または検索機能を使用して、結果一覧に表示された候補の中から、イベント通知の送信先となるユーザーを選択します。
- 詳細ペインの イベント通知機能 タブをクリックすると、ユーザーが通知を受けるイベントが表示されます。そのユーザーにイベント通知を設定していない場合には、この一覧は空欄となります。
- イベント通知の追加 ウィンドウが開きます。をクリックすると、
図17.1 イベント通知の追加のウィンドウ
- 該当するチェックボックスを選択します。
- メール受信者 のフィールドに電子メールアドレスを入力します。
- Red Hat Virtualization Manager で ovirt-engine-notifier サービスを追加して起動すると、変更した内容が有効になります。
# systemctl daemon-reload
# systemctl enable ovirt-engine-notifier.service
# systemctl restart ovirt-engine-notifier.service
結果
Red Hat Virtualization 環境のイベントに基づいて、指定したユーザーに電子メールが送信されるようになりました。選択したイベントは、そのユーザーの イベント通知機能 タブに表示されます。