第2章 Dashboard
ダッシュボードは、Red Hat Virtualization のリソースと使用状況のサマリーを表示して、Red Hat Virtualization システムのステータスに関する概要を提供します。このサマリーは、ユーザーに問題を警告して、その問題のある領域を分析することができるようにします。
ダッシュボードの情報は、Data Warehouse からはデフォルトで 15 分間隔で、Manager API によってはデフォルトで 15 秒間隔で更新され、またダッシュボードがリフレッシュされるたびに更新されます。最新の情報は、別のタブを表示していたユーザーがダッシュボードタブを再び開いた時と、リフレッシュを手動で実行した時にダッシュボードに反映されます。ダッシュボードは、自動ではリフレッシュされません。インベントリーカードの情報は、Manager API によって提供され、使用状況に関する情報は Data Warehouse によって提供されます。Dashboard は、UI プラグインコンポーネントとして実装され、このコンポーネントは Manager と共に自動的にインストールおよびアップグレードされます。
図2.1 ダッシュボード
2.1. 前提条件
ダッシュボードには、Data Warehouse をインストールおよび設定する必要があります。Data Warehouse のインストールと設定についての詳しい情報は、『Data Warehouse Guide』の「Installing and Configuring Data Warehouse」のセクションを参照してください。