12.4. クラスター間ライブマイグレーションのネットワーク設定


クラスター間のライブマイグレーションでは、クラスターが同じネットワークに接続されている必要があります。具体的には、virt-handler Pod が通信できる必要があります。

12.4.1. ブリッジセカンダリーネットワークの設定

ブリッジ CNI プラグインの JSON 設定オブジェクトには、ブリッジ CNI プラグインの設定パラメーターを記述します。

次の表に、設定パラメーターの詳細を示します。

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フィールド説明

cniVersion

string

CNI 仕様のバージョン。最小バージョンとして 0.3.1 が必要です。

name

string

この CNI Network Attachment Definition に割り当てられる、必須かつ一意の識別子。これはコンテナーランタイムが適切なネットワーク設定を選択するために使用されるほか、IP アドレス割り当てなどの永続的なリソース状態管理のキーとしても機能します。

type

string

設定する CNI プラグインの名前: bridge

ipam

object

IPAM CNI プラグインの設定オブジェクト。プラグインは、アタッチメント定義への IP アドレスの割り当てを管理します。

bridge

string

オプション: 使用する仮想ブリッジの名前を指定します。ホストにブリッジインターフェイスが存在しない場合は、ブリッジインターフェイスが作成されます。デフォルト値は cni0 です。

ipMasq

boolean

オプション: 仮想ネットワークから外すトラフィックの IP マスカレードを有効にするには、true に設定します。すべてのトラフィックの送信元 IP アドレスは、ブリッジの IP アドレスに書き換えられます。ブリッジに IP アドレスがない場合は、この設定は影響を与えません。デフォルト値は false です。

disableContainerInterface

boolean

オプション: コンテナーインターフェイス (netns コンテナー内の veth ピア) を制御します。true に設定すると、コンテナーインターフェイスのリンク状態が down に設定され、IPAM CNI プラグインを使用できなくなります。デフォルト値は false です。

isGateway

boolean

オプション: IP アドレスをブリッジに割り当てるには true に設定します。デフォルト値は false です。

isDefaultGateway

boolean

オプション: ブリッジを仮想ネットワークのデフォルトゲートウェイとして設定するには、true に設定します。ブリッジに割り当てられた IP アドレスがデフォルトルートとして使用されます。isDefaultGatewaytrue に設定される場合、isGateway も自動的に true に設定されます。デフォルト値は false です。

forceAddress

boolean

オプション: 仮想ブリッジの事前に割り当てられた IP アドレスの割り当てを許可するには、true に設定します。false に設定される場合、重複サブセットの IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスが仮想ブリッジに割り当てられるとエラーが発生します。デフォルト値は false です。

hairpinMode

boolean

オプション: 仮想ブリッジが受信時に使用した仮想ポートでイーサネットフレームを送信できるようにするには、true に設定します。このモードは、Reflective Relay (リフレクティブリレー) としても知られています。デフォルト値は false です。

promiscMode

boolean

オプション: ブリッジで無作為検出モード (Promiscuous Mode) を有効にするには、true に設定します。デフォルト値は false です。

vlan

integer

オプション: 仮想 LAN (VLAN) タグを整数値として指定します。デフォルトで、VLAN タグは割り当てません。

preserveDefaultVlan

boolean

オプション: デフォルトの VLAN をブリッジに接続されている veth 側で保持する必要があるか示します。デフォルトは false です。

portIsolation

boolean

オプション: true の場合、同じブリッジ上のコンテナー同士の通信を防止します。コンテナーは、隔離されていないポートには引き続き到達できます。たとえば、ホストへのアクセスを可能にするブリッジインターフェイスや、ホスト外部へのアクセスを可能にするオプションのアップリンクなどが挙げられます。デフォルト値は false です。

vlanTrunk

list

オプション: VLAN トランクタグを割り当てます。デフォルト値は none です。

mtu

integer

オプション: 最大転送単位 (MTU) を指定された値に設定します。デフォルト値はカーネルによって自動的に設定されます。

enabledad

boolean

オプション: コンテナー側の veth の重複アドレス検出を有効にします。デフォルト値は false です。

macspoofchk

boolean

オプション: MAC スプーフィングチェックを有効にして、コンテナーから発信されるトラフィックをインターフェイスの MAC アドレスに制限します。デフォルト値は false です。

注記

VLAN パラメーターは、veth のホスト側に VLAN タグを設定し、ブリッジインターフェイスで vlan_filtering 機能を有効にします。

注記

L2 ネットワークのアップリンクを設定するには、次のコマンドを使用してアップリンクインターフェイスで VLAN を許可する必要があります。

$  bridge vlan add vid VLAN_ID dev DEV

12.4.1.1. ブリッジ CNI プラグインの設定例

次の例では、bridge-net という名前のセカンダリーネットワークを設定します。

{
  "cniVersion": "0.3.1",
  "name": "bridge-net",
  "type": "bridge",
  "isGateway": true,
  "vlan": 2,
  "ipam": {
    "type": "dhcp"
    }
}
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