1.8.6. インストーラー


  • 今回のアップデート以前は、Microsoft Azure 上にクラスターをインストールする際に、install-config ファイル内で存在しないユーザー割り当てアイデンティティーが使用されていたため、インストールプログラムが失敗していました。その結果、ユーザーに割り当てられたアイデンティティーが見つからず、インストールプログラムがタイムアウトして失敗しました。今回のリリースでは、Microsoft Azure にクラスターをインストールする際に、インストールプログラムがリソースを作成する前にアイデンティティーの存在を確認するようになり、問題が解決されました。(OCPBUGS-56846)
  • 今回のアップデート以前は、予約語または商標を使用して Microsoft Azure 上にクラスターをインストールしようとすると、インストールプログラムが失敗するという問題が発生していました。クラスター名に microsoft、windows、login、azure、office などの単語が含まれている場合、リソースのプロビジョニング中にエラーが発生し、リソースまたはドメイン名に関連するエラーが報告されました。その結果、ユーザーはクラスターのインストール中に、禁止されている単語を手動でトラブルシューティングして特定する必要がありました。今回のリリースでは、インストールプログラムがクラスターをデプロイする前に、クラスター名を 43 個の Azure 予約語と照合して検証し、禁止語が検出された場合は明確なエラーメッセージを表示するようになりました。これにより、あらゆるクラウドリソースが作成される前に、インストールの失敗が防止されます。(OCPBUGS-66943)
  • 今回のアップデート以前は、Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) イメージが明示的に指定されていない場合、インストールプログラムは Hive Operator 用の Microsoft Azure マシンセットを生成できませんでした。グローバルマーケットプレイスイメージへの変更の結果、インストールプログラムによって生成されたマシンセットが無効になり、Hive Operator のマシンプールのスケーリング操作が失敗する原因となりました。今回のリリースにより、インストールプログラムが、マシン API Operator のデフォルトイメージ選択を使用して RHCOS イメージなしで呼び出しを処理し、Hive Operator に正しいマシンセットが設定されるようになりました。(OCPBUGS-67310)
  • 今回のアップデート以前は、インストールプログラムが storageAccounts 用の Azure Government API バージョン 2019-11-01 をサポートしていなかったため、インストールプログラムが失敗していました。その結果、ユーザーは Azure Government 環境でクラスターを作成できなくなりました。今回のリリースでは、Azure クライアントが更新され、storageAccounts の正しい API バージョンがサポートされるようになりました。これにより、Azure Government ユーザーは、カスタムストレージアカウントを使用したブート診断を使用している場合でも、正常にクラスターを作成できるようになりました。(OCPBUGS-67816)
  • 今回のアップデート以前は、大容量のノードイメージをダウンロードする際にディスク容量が不足すると、OpenShift Container Platform 4.20.8 のデプロイメントが妨げられていました。その結果、ユーザーは OpenShift Container Platform 4.20.8 のインストールに失敗しました。今回のリリースでは、OpenShift Container Platform 4.20.8 のインストールに必要な一時ストレージ容量が増加しました。これにより、ユーザーは大規模イメージをサポートする OpenShift Container Platform 4.20.8 をデプロイできるようになります。(OCPBUGS-70168)
  • 今回のアップデート以前は、install-config.yaml ファイルでゾーンを指定せずに、Google Cloud の us-south1 または us-central1 リージョンにクラスターをインストールしようとすると、インストールに失敗していました。その結果、インストールプログラムがデフォルトで AI ゾーンを自動選択してしまい、これらの特殊なゾーンにはコントロールプレーンやコンピュートノードに必要な特定のマシンタイプが存在しないことが多かったため、インストールが失敗していました。今回のリリースでは、これらの AI ゾーンは、インストールプログラムのデフォルトのゾーン選択ロジックから除外されます。これにより、インストールプログラムはデフォルトで互換性のあるゾーンを選択します。(OCPBUGS-74625)
  • 今回のアップデート以前は、サポートされていないカスタム DNS を Azure Stack Hub で使用しようとすると、カスタム DNS のインストールが失敗していました。今回のリリースでは、インストールプログラムが Azure Stack Hub のカスタム DNS サポートを検証し、サポートされていないインストールを防止するようになりました。その結果、インストールプログラムは、Azure Stack Hub でサポートされていないカスタム DNS に関するエラーメッセージを表示して終了します。(OCPBUGS-74631)
  • 今回のアップデート以前は、ノードの再起動時にリーダー選出のタイミング設定が過剰に大きく引き延ばされていたため、シングルノード OpenShift クラスターにおける Machine Config Operator (MCO) のリース取得に遅延が発生していました。その結果、MCO コントローラーによるリースの取得に時間がかかり、設定の更新に遅延が生じていました。今回のリリースにより、シングルノードの OpenShift クラスターで再起動後に MCO リースを取得する時間が短縮されました。これにより、MCO のリース取得にかかる時間が改善され、シングルノード OpenShift クラスターの安定性が向上しています。(OCPBUGS-78154)
  • 今回のアップデート以前は、IBM Cloud は、any などの新しい SecurityGroup ルールタイプを処理できませんでした。また、Virtual Private Cloud (VPC) 向け Software Development Kit (SDK) の旧バージョンでは、これらの新しいタイプを持つ VPC を利用できませんでした。その結果、インストールプログラムは新しい VPC の設定や、プロトコルタイプに any が指定された既存 VPC の利用を行うことができませんでした。今回のリリースでは、VPC 向け SDK が更新され、新しいタイプをサポートするようになりました。これにより、SecurityGroup ルールのバグが解消され、インストールプログラムは新しい SecurityGroup ルールタイプを持つ VPC を作成します。(OCPBUGS-84088)
  • 今回のアップデート以前は、coreos-installer ユーティリティーに --copy-network フラグが不足していたため、エージェント端末のユーザーインターフェース (TUI) で行った純粋な DHCP デプロイメントの変更内容が保存されない問題がありました。その結果、DHCP デプロイメント中にユーザーが行ったネットワーク設定の変更は、最初の再起動後に失われていました。今回のリリースにより、DHCP デプロイメントにおいて、ネットワーク設定の変更が再起動後も保持されるようになりました。これにより、OpenShift Container Platform バージョン 4.22.0-0.nightly-2026-04-23-021021 では、純粋な DHCP デプロイメントでの初回再起動後にネットワーク設定の変更内容が消失することがなくなりました。(OCPBUGS-84129)
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