第3章 Conga を使用した Red Hat High Availability アドオンの設定
本章では、Conga を使用した Red Hat High Availability アドオンソフトウェアの設定方法を説明します。Conga を使用して実行しているクラスターを管理する場合は、4章Conga を使用した Red Hat High Availability アドオンの管理 を参照してください。
注記
Conga は Red Hat High Availability アドオンの管理に使用可能なグラフィカルユーザーインターフェースです。ただし、このインターフェースを効果的に使用するには、その根底にある概念を適切かつ明確に理解しておく必要があります。クラスター設定を学ぶ方法として、ユーザーインターフェース内の利用可能な機能を探すことは推奨されません。コンポーネントに障害が発生した場合に全サービスを実行し続けるほどシステムが堅牢でない場合があるためです。
本章は以下のセクションで構成されます。
3.1. 設定のタスク
Conga を使用した Red Hat High Availability アドオンソフトウェアの設定は、以下の手順で行います:
- クラスターを作成。「クラスターの作成」 を参照してください。
- グローバルクラスタープロパティを設定。「グローバルクラスタープロパティ」 を参照してください。
- フェンスデバイスを設定。「フェンスデバイスの設定」 を参照してください。
- クラスターメンバー用にフェンシングを設定。「クラスターメンバー用のフェンシングの設定」 を参照してください。
- フェイルオーバードメインを作成。「フェイルオーバードメインの設定」 を参照してください。
- リソースを作成。「グローバルクラスターリソースの設定」 を参照してください。
- クラスターサービスを作成。「クラスターへのクラスターサービスの追加」 を参照してください。