検索

15.5.4. 同期された Windows サブツリーの変更

download PDF
同期合意を作成すると、同期されたユーザーデータベースとして使用する 2 つのサブツリーが自動設定されます。IdM の場合、デフォルトは cn=users,cn=accounts,$SUFFIX となり、Active Directory の場合、デフォルトは CN=Users,$SUFFIX となります。
--win-subtree オプションを使用して同期合意が作成されると、Active Directory サブツリーの値はデフォルト以外の値に設定できます。この合意の作成後に、ldapmodify コマンドを使用し、同期合意エントリー内の nsds7WindowsReplicaSubtree 値を編集して Active Directory サブツリーを変更できます。
  1. ldapsearch を使用して、同期合意の名前を取得します。この検索は、エントリー全体ではなく、dn および nsds7WindowsReplicaSubtree 属性の値のみを返します。
    [jsmith@ipaserver ~]$ ldapsearch -xLLL -D "cn=directory manager" -w password -p 389 -h ipaserver.example.com -b cn=config objectclass=nsdswindowsreplicationagreement dn nsds7WindowsReplicaSubtree
    
    dn: cn=meToWindowsBox.example.com,cn=replica,cn=dc\3Dexample\2Cdc\3Dcom,cn=mapping tree,cn=config
    nsds7WindowsReplicaSubtree: cn=users,dc=example,dc=com
    
    ... 8< ...
  2. 同期合意の変更
    [jsmith@ipaserver ~]$ ldapmodify -x -D "cn=directory manager" -W -p 389 -h ipaserver.example.com <<EOF
     dn: cn=meToWindowsBox.example.com,cn=replica,cn=dc\3Dexample\2Cdc\3Dcom,cn=mapping tree,cn=config
     changetype: modify
     replace: nsds7WindowsReplicaSubtree
     nsds7WindowsReplicaSubtree: cn=alternateusers,dc=example,dc=com
     EOF
    
     modifying entry "cn=meToWindowsBox.example.com,cn=replica,cn=dc\3Dexample\2Cdc\3Dcom,cn=mapping tree,cn=config"
新規のサブツリー設定は即時に有効になります。同期操作が実行中の場合は、現在の操作が完了するとすぐに有効になります。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.